学生対象プロジェクト
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一般教養:自然と社会と文化
首都大学東京の教育を特徴づける魅力的な教育プログラムとして、私たちは東京都全体をキャンパスとして捉え、各地域と連携しながら実施する多様な学外体験型プログラムを提案し、開講してきました。教室を離れ「学外・集中・宿泊型」により、多分野横断的に、学部初年次、専門課程、大学院、留学生、社会人、高大連携教育及びそれらを複合した新しいタイプのプログラムが実施されています。そのひとつが、主に初年次全学部生を対象とした「自然と社会と文化」(都市教養プログラム)です。
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「自然と社会と文化」の特徴
『人文・社会科学、技術、自然、人間科学などの各分野の複数教員が同時に担当し』『学外で』『見聞し、観察、調査するという自らの体験を通して学ぶ』『宿泊型講義』です。 本講義の中心は伊豆大島、八丈島、小笠原などの学外キャンパスとして集中形式で実施され、現場で社会・文化、民俗、歴史を直接見聞しその特徴を理解するとともに、海洋、火山、森林などのダイナミックな自然環境とそこに生きる生物の観察を通して地球と生命の歴史への理解を深めます。
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講義の目的、到達目標
実地に見聞し、観察、調査するという自らの体験を通して、物事を総合的に判断、考察する能力を高めることを目指す。自然および社会環境に対する生命・人間の適応プロセスを学びながら、人文・社会学科や技術・自然科学系などの学問的領域の枠を越えた総合的な問題認識、討論、課題発見能力の基礎を養う。受講生は、この講義における体験の中から独自に課題を見出して、それに対する答えを求めるために、何をどう考え、尋ね、議論したのかを具体的に問われる。