社会人類学教室 19年度調査実習

社会人類学教室の学生たちは各自が事前に用意してきた質問項目をもとに個々人がそれぞれ調査を行いました。

調査期間中は毎日が真夏日でしたが朝から晩まで自分の足で情報を集めました。

この写真は話者(話し手)のお宅に直接お伺いしているところです。

時には話者が重なってしまうこともありました。

はじめのうちはなかなか自分のテーマにそった情報を得ることができませんでした。

しかし、学生たちは徐々に自分のテーマに即した話者に会うことができるようになりました。

自ら率先して予約を取り、話者から話者を紹介してもらいながらテーマの核心へと近づいていきました。

それとは別に、調査中、地元の方々から御馳走をいただくこともありました。学生にとっては何よりの体験だったことでしょう。

聞いた話は各自が、その日のうちにカード化し、コピーして全員に配布することで共有しました。

共有された情報をもとにミーティングを行いそれぞれのテーマについて議論しました。

個人だけでは集められない情報は資料館や工場を見学することによって補っていきました。

地元で行われた伝統芸能や催し物にも積極的に参加し同時に聞き取りも行いました。

写真は、自分のテーマと集めた情報をどのように論文に組み立てていくかをTAに相談しているところです。