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知覚・認知の視点から運動をひも解く 樋口貴広(知覚運動制御研究室)

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#771 大学院講義「認知行動科学特論」における3名のゲストレクチャー

私が大学院にて担当する講義科目「認知行動学特論」は,数年前から,本学が進める「大学院英語化推進事業」の助成を受け,英語による授業提供の準備を行ってきました。その一環として,昨年度に引き続き,今年度も3名のゲスト講師を招聘し,講義をしていただきました。もともとは英語による講義を依頼していましたが,英語話者の受講生がいなかったことから,日本語をベースにした授業として実施していただきました。

冨田洋介先生 (高崎健康福祉大学保健医療学部理学療法学科
「Motor equivalence and compensation(運動の等価性と代償)」 

安田和弘先生(東京保健医療専門職大学)
「Cognitive rehabilitation using immersive VR technology: theory and practice (没入型VRによる認知リハビリテーション:理論と実践)」

荒井弘和先生(法政大学文学部心理学科)
「Cognitive behavioral support for athletes(アスリートへの認知行動学的サポート)


外部講師を招いて講義ができることは,単に幅広い知識提供という意味だけではなく,各先生が研究者としてどのようなことに情熱を注いでいるのかを知り,より深く研究の意義を理解する意味でも,多くの学びがあります。特に,安田和弘先生は本学域の出身者であり,私の研究室の初代博士号取得者です。修了生のステップアップから多くのことを感じてもらいたいなと思い,企画しました。

残念ながら,次年度から本講義は英語化推進事業の支援は受けず,通常の講義形式にも取ります。しかし大学院生たちに様々な先生たちに触れてもらうため,別の形で様々な企画を組もうと思っています。こうした取り組みから,研究室に興味を持ってくれる人の輪が広がることを願っています。

昨年度,2022年度の講義については以下をご参照ください。
三浦哲都先生(早稲田大学

小俣貴宣氏(ソニーグループ株式会社)

John Stins氏ら(アムステルダム自由大学)



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