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 首都大学東京 アジア高度研究

研究の効果HEADLINE


本研究の目的は、大都市に位置する膨大な数の都市インフラ施設群の構造安全性を、合理的・経済的に維持し、長寿命化を図っていくための解決策を見出すことです。本研究の成果により、建設後すでに30~40年経過した多数のインフラ施設を管理する東京において、効率的なアセットマネジメントの運用が可能となり、さらには、日本と同様の発展を進めているアジアの大都市にとって、東京が今後実施する維持管理施策は大いに参考となります。
本研究の成果を積極的にアジア諸国に教授し、アジア圏全体の繁栄のため、ともに安全・防災に取り組むことが、わが国ならびに東京の使命であると考えます。

アジアの大都市問題の解決やアジアの発展への貢献

急速に発展を遂げつつあるアジア諸国が、東京が歩んできたインフラ施設構築・維持管理の軌跡の良い点、留意すべき点を分析・整理し、理想的な大都市の構築に活かすことができます。

アジア諸国における高度な人材の育成

アジアの大都市が経済発展し、かつ地球環境を保持しつつ住民の快適な生活環境を形成するため、東京の過去、現在、将来の都市インフラ施設の安全性確保に関する情報を、アジア諸国の技術者に伝授し、レベルアップを図ります。

国際的にも高度な研究水準

わが国は、アジア諸国はもとより欧米諸国を含めてもトップクラスの維持管理技術を有しています。老朽化した都市インフラ施設の安全性確保への取組み、長寿命化やサステナビリティの実現を目的とした本研究は先駆的であり、経済発展が進むアジア諸国に対して有益なものとなります。