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 首都大学東京 アジア高度研究

留学生の育成HEADLINE


本研究では、平成23年度から平成25年度までの3年間で、5名の留学生受け入れ、博士の学位を取得しました。
なお、受け入れにあたっては、東京都が設置した「アジア人材育成基金」を適用し特別選抜を行いました。
この特別選別により入学が許可された留学生は、学業・研究に専念できるよう、奨学金等、生活支援を受けることができます。

受け入れ人数

5分野で総計5名の留学生を受け入れました。

 平成23年度 1名受け入れ(計画・交通分野)
 平成24年度 2名受け入れ(鋼・複合構造分野、土質分野)
 平成25年度 2名受け入れ(コンクリート分野)

育成計画

主体性ある研究を指導

留学生には、自ら研究計画を立案し、十分な協議を経た後、本人が主体となって実験を行うよう指導します。
現象を理解し、その本質を理解するためにも、自分自身で全ての研究工程を担当することを前提としています。

ティーチング・アシスタントとしての採用

本人の研究テーマのみならず、広範囲の専門知識を身につけることを目指し、また、相手に理解させる難しさや教育手法を体得してもらうため、できるだけティーチング・アシスタント(TA)として採用しています。将来の研究者・教育者としての自覚が持てるよう配慮し、自国に戻った後に良い経験として活かされることを期待します。

「アジア人材育成基金」による支援

「アジア人材育成基金」特別選抜により入学を許可され、入学手続きを完了した者には、以下の支援が行われます。

  1. 入学考査料、入学料の免除
  2. 3年間の授業料免除
  3. 奨学金の給付(3年以内、月額上限あり)
  4. 基本研究費の給付(指導教員所属研究室あて)
  5. 渡航費の支給(上限あり)
  6. 住宅賃料の一部補助
  7. 学生総合共済および学生賠償責任保険の加入料一部補助
  8. 国民健康保険料の一部補助(上限あり)

応募について

下記リンク先より募集要項をご確認ください。

なお、応募を希望する学生は、専門分野の担当教員に連絡を取り、応募の手順についてご相談ください。
(各担当教員連絡先は「教員紹介ページ」に掲載しています。)

首都大学東京 「アジア人材育成基金」外国人留学生特別選抜について 日本語版  英語版

※本研究における留学生募集は終了いたしました。(平成25年8月現在)

受け入れ留学生紹介

 入学年度  氏名 出身国 専門分野 
平成23年度 Viengnam Douangphachanh ラオス  インフラ計画・マネジメント
平成24年度  Nguyen Xuan Tung べトナム  橋梁工学・維持工学
Chien-wen Huang 台湾   地盤工学
平成25年度  Bo Wang 中国  コンクリート構造学
Liang Wang 中国  コンクリート材料学

留学生のための国内施設見学ツアー

平成25年度より、留学生の育成促進を図る計画のひとつとして、日本国内にある橋梁や研究所など、本研究に関する施設の見学ツアーを行いました。教員や他分野の留学生とともに様々な施設を巡ることで、留学生各人の見識を広げ、それぞれの研究に役立てる良い機会となりました。

  ツアー名 場所 開催日
 第1回 勝鬨橋 見学ツアー 東京都中央区 2013.12.17
 第2回 兵庫県内 地震防災関連施設 見学ツアー 兵庫県 2014.2.25-26
 第3回 鹿島技術研究所 見学ツアー 東京都調布市 2014.5.20
 第4回 港湾空港技術研究所 見学ツアー 神奈川県横須賀市 2014.6.26
 第5回  土木研究所・国土技術政策総合研究所 見学ツアー 茨城県つくば市 2014.7.2
  第6回 東京メトロ有楽町線連絡線設置工事現場 見学ツアー 東京都豊島区 2014.11.17
  第7回 首都高速晴海線及び築地大橋建設現場 見学ツアー 東京都江東区・中央区 2014.12.18
 第8回 NEXCO中日本・名古屋大学 技術研究施設 見学ツアー 愛知県名古屋市
岐阜県各務原市
2015.3.25-26
 第9回 鹿島建設㈱東北支店 道路工事現場 見学ツアー 岩手県下閉伊郡
普代村
 2015.9.8-11

卒業生より

平成26年9月、本研究第一期留学生が無事博士課程を修了いたしました。
卒業にあたり、本プロジェクトでの3年間についてコメントをいただきました。