代表教授 宇治公隆
アジア高度研究「老朽化に向かう都市インフラ施設の長期安全性確保に関する研究」では、首都・東京をはじめとする大都市に構築された社会資本施設の安全性の確保をいかに長期に渡り達成するか、ということを研究しました。
研究対象は、我々の身近に存在するコンクリート構造物、鋼構造物・複合構造物、トンネル・地下構造物、土構造物等であり、また、それらを社会生活において有効に活用するための、道路を主体とした交通ネットワークに関して研究を行っています。
快適かつ効率的な生活環境が当たり前と認識されている現代社会において、老朽化というほとんど全ての構造物の宿命に向き合い、維持管理における費用対効果をも念頭においた、社会資本の維持管理に役立てることを目指します。
2011年度からの5年間の予定で研究を進めましたが、得られた成果は適宜、速やかに公表し、社会のさらなる発展に貢献したいと考えています。