2023年度前期行事報告

今年度の前期、ドイツ語圏文化論教室では、イルゼ・アイヒンガーをめぐる学術イベントを2件開催しました。

「イルゼ・アイヒンガー生誕100周年企画展 それはイルゼ・アイヒンガーからはじまった 1921-2021 語りは終末から終末へ」(共催 オーストリア文化フォーラム東京、オーストリア共和国大使館)には、ドイツ語文学関係者にとどまらず、多くの方にお越しいただきました。
また、パネルの日本語翻訳をされたアイヒンガー研究者の真道杉さん(日本大学)には、全学共通科目「ドイツ語圏の文化」にもお越しいただきました。
真道さんには、有志学生とともにパネル展にもご一緒いただき、そちらでもさまざまなお話をお聞きすることができました。このパネル製作の過程でアイヒンガーについて新たに解明されたことがたくさんあるとのことでしたが、観覧者のお一人からも、「回顧展のようなものをイメージしていたが、新しいことがどんどん進んでいるのを示す展示だった」との感想をいただきました。

 

さらに、5月19日には、アイヒンガー作品の研究者であり編纂者でもあるジモーネ・フェスラーさん(Pädagogische Hochschule Thurgau)をお招きし、特別授業を行いました。同じくアイヒンガー研究者の小林和貴子さん(学習院大学)が通訳を務められ、さまざまなドイツ語学習経験の学生が、それぞれの形で参加することができました。
ディスカッションも活発に行われ、楽しく、貴重な時間になりました。
参加した学生の報告が届いていますので、ご覧ください。


ゲストでお越しくださった皆さま、関係者の皆さまに感謝申し上げます。すばらしい機会をありがとうございました。