教室紹介

「ドイツ語圏文化論」って何?

ドイツ語圏とは、ドイツ語が話されている国や地域をさします。

国で言えば、ドイツ語を母語とする人が多く住んでいるドイツ、オーストリア、スイスが中心となりますが、ドイツ語はリヒテンシュタインやルクセンブルクの公用語にもなっています。ほかにもフランスのアルザス地方やイタリア北部、ベルギー、オランダ、ポーランド、チェコ、東欧の一部、はてはアメリカのペンシルベニアなど、ドイツ語を母語とする人々が生活する地域は広大です。

ドイツ語圏の文化といえば、哲学や音楽、文学をはじめとする18世紀後半から20世紀を中心とする文化を想像する方が多いかもしれません。もちろん、ゲーテやカフカ、ニーチェやベンヤミン、フロイト、ワーグナーなどは当教室でも頻繁に出てくる研究対象です。さらに当教室では、豊饒な文化の土壌となった中世文化にまで遡ったり、ハプスブルク朝の宮廷文化や19世紀末ウィーンなどのオーストリア文化を集中的に学ぶことも可能です。

近年のドイツ語圏では、移民の背景をもつ人々を中心として、外国語として若しくは第二、第三の母国語としてドイツ語を学んだ人々が注目されることも増えており、文学賞・映画賞の受賞者にはさまざまなルーツをもつ才能が登場しています。第二次世界大戦での失敗を繰り返さないよう、グローバル化、多様化する社会を受け入れ体現し、またそこで起こるさまざまな問題に真摯に取り組んできたことも、現代ドイツ語圏の特徴です。

当教室では、ドイツ語を介して触れられる文化圏のさまざまな事象について、文学・文化・思想という三分野を中心とし,教育研究活動を行っています。ドイツ語圏の文化を知ることで、日本語圏、英語圏以外にもう一つの視座を得て、立体的に時勢を判断し、自分の考えを論理的に表現する力を手に入れましょう。

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