セラピストにむけた情報発信



今年もお世話になりました




2015年12月26日
2015年最後の更新となりました。この一年間を振り返り,お世話になった皆様へ改めて,感謝の気持ちを述べたいと思います。

2015年度より教授に就任いたしました。生活そのものが劇的に変わったわけではありませんが,日々少しずつ,その役割に応じた仕事も増えてきて,責任の重みを感じている部分もあります。8月には歴代の樋口(研)所属メンバーが一堂に会し,教授昇任パーティーを開いてくれました。本日に至るまで,多くの人たちの支えがあって現在があることを改めて自覚する,とても貴重な会となりました。

5月末には,拙著「姿勢と歩行:協調からひも解く」(三輪書店)を出版いたしました。京都大学医学研究科理学療法学専攻の建内宏重氏との共著として執筆したものです。2008年に「身体運動学:知覚・認知からのメッセージ」出版依頼,ずっと「真に“運動学の知識”と“知覚認知の知識”が融合された本を作りたい」と願ってきました。その想いが,この本で実現されたという感覚があります。多くの方々に手に取ってもらうことができ,とても感謝をしております。

6月には第50回日本理学療法学術大会のオープニングシンポジウムを担当いたしました。2000人近い観客の前で話題提供をするという,かつて経験したことのないイベントを無事務めることができました。これまで,リハビリテーションの方々への有益な情報提供を目指して研究してきた立場としては,一つの大きな節目になる大イベントでありました。

今年は様々な研究室にお邪魔し,研究交流をすることができました。札幌医科大学の古名丈人研究室,信州大学の木村貞治研究室,国際医療福祉大学の山本澄子研究室,慶応義塾大学の牛山潤一研究室,県立広島大学の島谷康司研究室など,数多くの研究室にお邪魔しました。それぞれの研究室がどのように運営されているかを拝見できることは,とても貴重な体験となりました。

今年も20カ所の学会や研修会にて話題提供をする機会を頂戴いたしました。こうしたイベントは,お招きしてくださる方々のご尽力があって初めて成り立つものです。改めて,チャンスをくださいましたオーガナイザーの方々にお礼を申し上げます。

今年一年,多くの方々に大変お世話になりました。来年もまた皆様と様々な形で交流ができますことを楽しみにしております。

次回更新は1月12日を予定しております。


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