12月4日(金)、教職合同による「東京都立大学FD・SDセミナー」を開催しました。本セミナーは、教職員がともに1つのテーマについて学び、理解や考えを深める貴重な機会となっており、計234名(教員179名、職員48名、学生7名)の参加がありました。
14回目となる今回のテーマは「学生と共に考える ウィズコロナ時代の大学教育と学生支援」としました。コロナ禍の影響で、様々なレベルの教育機関で応急措置的にオンライン授業が行われました。しかし長期的な計画に則って行われたものではなく、急遽必要に迫られて実施されたものがほとんどです。今後はウィズコロナ、またはポストコロナの時代の教育として、今回の経験を機に長期的な展望に立って教育・学生支援のあり方を見直すことが必要となってきます。これはコロナ禍以前から議論されてきたことでもありますが、今こそ真剣に考える時期に差し迫ってきているといえます。
これからの教育・学生支援が、コロナ前と全く同じになることは考えられません。図らずもオンライン授業を知ってしまった教員、学生双方の納得感や効用感が最大となる教育のあり方や、学生の学びや生活の場が学外へ拡がる中で求められる学生支援のあり方とはどのようなものなのか、課題を教職員で共有しながら、学生と共に考える機会としました。
冒頭、職員からこの間の学生支援やkibacoの改修状況について報告があり、その後、4人の先生方からそれぞれの授業におけるバラエティー豊かな実践事例発表がありました。最後に学生の声を直接聞く機会として、7名の学生との座談会を行いました。アンケート結果だけでは分からない「学生の切実な意見」を聞くこともでき、様々な示唆に富んだセミナーとなりました。
動画でご覧いただけます[学内限定]
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永正係長による報告 |
中村 麻衣子 准教授による発表 |
和田 圭二 准教授による発表 |
西山 雄二 教授による発表 |
来間 弘展 准教授による発表 |
座談会の様子 |
【趣 旨】
今回のセミナーは、コロナ後の(またはウィズコロナの)教育や学生支援の姿を、教職員・学生が共に考える機会とするために開催します。
テーマ | 学生と共に考える ウィズコロナ時代の大学教育と学生支援 |
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日時 | 2020年12月4日(金)15:00〜17:15 |
実施方法 | Zoomを使用したオンライン開催 |
司会 | 岡田 有司 大学教育センター 准教授・FD委員会委員 |
15:05〜15:10 |
開会挨拶 三浦 大助(総務部長) |
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15:10〜15:15 |
趣旨説明 横田 佳之(大学教育センター長) |
15:15〜15:25 |
職員報告①「学生課厚生係の業務」 小山 真由美(学生課厚生係長) |
15:25〜15:35 | 職員報告②「オンライン授業実施に向けたeラーニングシステムkibacoの取組」 永正 俊一(学術情報基盤センター事務室 情報メディア教育支援係長) |
15:35〜15:50 | 教員発表①「実践英語II 授業実践発表」 中村 麻衣子(大学教育センター 准教授) |
15:50〜16:05 | 教員発表②「工学系学生向けオンライン授業への取り組み」 和田 圭二(システムデザイン学部 電子情報システム工学科 准教授) |
16:05〜16:10 | 休 憩 |
16:10〜16:25 |
教員発表③「学生と実践的に創造するコロナ時代の教育」 西山 雄二(人文社会学部 人文学科 教授) |
16:25〜16:40 |
教員発表④「理学療法学科の授業取り組み」 来間 弘展(健康福祉学部 理学療法学科 准教授) |
16:40〜17:10 | 学生との座談会 学生7名 |
17:10〜17:15 | 閉会挨拶 上野 淳(学長) |