7月4日(木)、教職合同による「首都大学東京FD・SDセミナー」を開催しました。本セミナーは、教職員がともに1つのテーマについて学び、理解や考えを深める貴重な機会となっており、計70名の教職員(教員28名、職員42名)が参加しました。
13回目となる今回のテーマは「高大社接続における学びの展開 ~大学入学共通テストの実施が直前に迫った今、改めて『大学に求められる学び』について考える~」。学力の3要素を確実に育成・評価・伸長させるために、高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜を通じた三者の一体的な改革を進めることが極めて重要であるとされる高大接続改革の全体像について、我々教職員はまだ完全に理解しているとは言えない状況にあると考えられます。
そこで、立命館大学 教育開発推進機構から沖 裕貴 教授をお招きし、学習指導要領の改訂による高校での学びの変化や、3つのポリシー に基づく教育活動の展開、アクティブ・ラーニングの推進、学修成果の可視化等についての基調講演をいただきました。続いてリクルート進学総研の小林 浩 所長から、2030年に向けた就業構造の変化や、企業が求める大学教育に関する講演をいただき、高大社接続改革について理解を深めました。
本学のアドミッション・センター長である玉野 和志 教授からの大学入学共通テスト導入の経緯や概要に関する説明の後、講演者と本学教職員を交えたパネルディスカッションを行い、フロアからの様々な質問に対してお答えいただきました。
動画でご覧いただけます[学内限定]
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リクルート進学総研 小林 浩所長による講演 |
玉野 和志教授による講演 |
パネルディスカッションの様子 |
上野学長による閉会挨拶 |
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【趣 旨】
今回のセミナーは、高・大・社接続改革の全容に加え、社会に出てから必要とされる能力についての講演や、教職員間の幅広い議論により、大学での学びについても理解を深める機会とします。
テーマ | 高大社接続におけ学びの展開 ~大学入学共通テストの実施が直前に迫った今、改めて「大学に求められる学び」について考える |
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日時 | 2019年7月4日(木)14:35〜17:45 |
会場 | 首都大学東京南大沢キャンパス 本部棟大会議室 <TV接続>日野キャンパス、荒川キャンパス |
司会 | 木田 直人 人文社会学部人文学科 准教授・FD委員会委員 |
14:35〜14:40 |
開会挨拶 山本 謙治 総務部長 |
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14:40〜15:40 |
基調講演「高大接続の視点による大学教育の質的転換に向けて」 沖 裕貴 立命館大学 教育開発推進機構 教授 |
15:40〜15:45 |
休憩 |
15:45〜16:30 | 講演「企業求める大学教育」 小林 浩 リクルート進学総研所長・リクルートカレッジマネジメント編集長 |
16:30〜16:50 | 講演「大学入学共通テストの概要について」 玉野 和志 本学アドミッション・センター長 |
16:50〜17:00 | 休憩 |
17:00〜17:40 | パネルディスカッション「大学が育成するべき能力とは何か、ともに考える」 登壇者:沖 裕貴、小林 浩、玉野 和志 本学教職員:山下 英明(副学長)、河崎 健児(キャリア支援課長)、 國政 浩(教務課長) 進行:松田 岳士(大学教育センター教授) |
17:40〜17:45 |
閉会挨拶 上野 淳(学長) |