2023年度後期行事報告

今年度の後期、ドイツ語圏文化論教室では、ウィーン大学からイーナ・ハイン教授(日本学)をお招きし、2件の学術イベントを開催しました。

2024年2月2日には、多言語の文学・翻訳をめぐるワークショップを行いました。リービ英雄『星条旗の聞こえない部屋』を題材に、内容的な事柄から読書経験に至るまで、さまざまな「固定観念」がどのように揺さぶられるか、また、ある言語は別の言語へどのように翻訳可能かなど、活発な議論が行われました。


 

翌2月3日には、シンポジウム「物語とジェンダー ドイツ文学研究と日本文学研究の交差」を開催しました。
ハイン教授の他、田丸理砂教授(学習院大学)、岩田クリスティーナ教授(名古屋大学)をお招きし、当教室の福岡麻子准教授、金志成准教授も合わせ5名が登壇しました。
いずれの発表についても会場から鋭いご質問やコメントをいただき、有意義な議論をすることができたとともに、新たな視点や課題を得ることができました。






二つのイベントに参加した学生から報告が届いていますので、ご覧ください。

ウィーン大学と都立大は全学協定を締結しており、このような形での交流を形にできたことを嬉しく思います。
ゲストでお越しくださった皆さま、関係者の皆さまに感謝申し上げます。すばらしい機会をありがとうございました。