教室アンケート

 2020年7月現在、教室で学んでいる学生を中心に、教室に関するアンケートをとってみました。大学選び・教室選びの参考になれば幸いです。

アンケート対象者の内訳

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現役学部生と、今春と昨春の卒業生のみなさん、計12名に、アンケートにご回答いただきました。
オンライン授業や不規則なアルバイトなどに翻弄されるなか、ご協力ありがとうございました。以下、誤字・脱字以外の修正はかけず、そのまま掲載させていただきました。


ドイツ語圏文化論教室を選んだ理由は?(複数回答可)

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 理由1:ドイツ語圏に行ってみたい!

☆ ドイツ語圏に留学したいからです。

 理由2:ドイツ語がおもしろい! 1年生の語学授業がきっかけ

☆ 必修で受けたドイツ語の授業が面白くてドイツ語、ドイツ語圏のことについてさらに学びたくなったから
☆ 1年のドイツ語授業で先生が毎回美味しいドイツのお店を楽しそうに話してたのに惹かれて
☆ 一年次に習ったドイツ語を伸ばし、今後に活かしたいと考えたため。
☆ 第二外国語でドイツ語を選択していたから。身近にドイツが好きな人がいて気になったから。
☆ ドイツ語が深く勉強できそうだったから。
☆ ドイツ語の響きがかっこよかったから(中高生の時、英語と似ているのに少し違う読み方をする[UniversitätやAnimation]所にかっこよさを感じた。GeschichteやKugelschreiberなどは純粋に響きがカッコいいと思っています)

 理由3:もともとドイツ語圏に興味があった!

☆ 高校の時からドイツ語をやっていて、馴染みがあったから。昔からドイツに興味があった。
☆ 祖父がオーストリアに住んでいて、子供の時にウィーンに行ったことが強く印象に残っていたから。またドイツ語圏文化論教室の先生や雰囲気が好きだったから。
☆ ドイツ語圏の文化や歴史に昔から興味があったので入りたいと思いました。
☆ 小さなころからグリム童話エンデの『モモ』ラルフ・イーザウ(ドイツのファンタジー作家)などドイツ語圏の文学に親しんでおり、興味があったから
☆ アニメや漫画でプロイセンやハプスブルク帝国など、ドイツ語圏を扱うあるいはモデルとしたものがあり、そのアニメやマンガの背景知識を探るうちにドイツ語圏に興味を持ったから

 その他

☆ 社会に出てから会社などで学ぶだろうことと真逆にみえることを、四年間でやってみたかった。

<コメント>
 すでに入学時に本教室に狙いを定めて大学選びをする方もいますが、1年生のうちにドイツ語がおもしろくなって入ってくる方の数もかなりいます。また、語学は苦手なんだけれど、〇〇に興味があって…という方もいます。グラフの選択肢に入っていませんが、ドイツ菓子やスポーツなどへの興味がきっかけという方、歴史・心理・哲学など隣接する領域をより幅広い視点から学びたいという方もおり、本当に興味はさまざまです。進路希望調査のある1年生の秋までに、ゆっくりしっかり考えましょう。

現在、興味のある領域は?(複数回答可)

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 ドイツ語・語学

☆ 名詞の性別が3種類あるところ!ドイツ語ならではで面白い。
☆ そもそも言語自体に興味があったので、ドイツ語について文法の観点から様々な事を学ぶのが楽しい。また学んだ事を活かしてドイツ語で書かれた文学を読んで、それについて解釈をするのは面白い

美術・アート

☆ グスタフ・クリムト
☆ 美術は単に、私が美術全般に興味があるからです。

 思想・政治

☆ ドイツの哲学や思想、政治は、ドイツ人の質実剛健な国民性が現れていて面白いです。
☆ 独文に入る前はドイツ史や世界史・政治問題に全く興味がなかったが、授業や留学を経てドイツ語圏の奥深さを知り、勉強するようになりました。

 音楽

☆ 音楽は特に有名な作曲家が沢山いるので面白いなと思っている。
☆ 音楽の都ウィーンの言葉に代表されるように、多くのクラシックがドイツ語圏で生み出された。クラシックだけでなくロックやラップなどポップミュージックも多い。

 その他

☆ 自由度の高さとその解釈の裏付けという想定していたより、実証的な学問であるというギャップ。

<コメント>
 ドイツ語はよく難しいと言われますが、文の型がはっきりしているので、基本を覚えてしまえばその後は比較的楽しく学ばれる方が多いようです。
 美術や音楽は、高校までに教科書で習うような有名な芸術家もたくさん出てきます。芸術作品の解釈は、ただ感想を言い合うわけではありません。作品の背景や各種理論をふまえたうえで正当な評価を与えるのは、案外難しいものです。特に政治に翻弄されてきたドイツ語圏の芸術家は社会問題に言及することも多く、歴史や政治問題、またその背景にある思想もしっかり学んでおく必要があります。


授業のおすすめはありますか(語学)

 ドイツ語学

☆ 藤縄康弘先生の「ドイツ語学特殊講義」がおすすめです。
☆ 藤縄先生のドイツ語学特殊講義:一年生の時に学んだドイツ語を、より高い視点から見ることが出来て面白い。言語そのものが好きな人におすすめしたい。
☆ 藤縄先生の授業では、ドイツ語の文法規則について(例えばネイティブがどのように、その語順を選ぶのか)を学んだ。マンツーマンだったこともあり、優しく丁寧に指導してもらった。
都立大の独文には非常勤の先生方の授業にも魅力的なものが多い。また、有名な先生が非常勤で授業を持っており、その先生の授業を他大学と比べて少人数で受けられ、質問や議論がしやすいという点も独文のメリット。
☆ 保阪先生の授業は1年生で習ったドイツ語の延長での語学の授業なので取り組みやすいと思います。

ドイツ語史

☆ ドイツ語の歴史的な変遷を知ることができる。ドイツ語は地方によって様々な方言が話されているが、(中世など)かつて話されていたドイツ語が今も方言として残っていると知ったときはとても驚いた。また、古高ドイツ語の文法について学ぶ事ができるため、ドイツ語学特殊講義(山本先生)の中高ドイツ語の文学作品を取り扱う授業も受けると、古高ドイツ語~現代ドイツ語まで、文法規則や言葉の変遷の概略を知ることができた(もちろんそれは現代ドイツ語の理解にもつながる!)。

 中高ドイツ語

☆ 中世ドイツ文学を中高ドイツ語の文法事項、当時の文化的、歴史的背景を知りながら学ぶことができる。中高ドイツ語は現代ドイツ語の元となった言語であるため、中高ドイツ語を学ぶことで現代ドイツ語の理解も深まる
☆ ドイツ語学特殊講義(名前違うかも) 中高ドイツ語は慣れるまで難しいけれど、段々とパズルみたいに思えて楽しくなります。先生が作品関連の雑学についてよく話して下さるので、興味を広げることができます。ただ慣れるまでは本当に大変…。

 ドイツ語会話・作文

☆ ドイツ語会話 何より先生がやさしい。季節イベントごとにそれに関するドイツ語圏の文化を教えてくれるので、他の授業の興味にも繋がる。
☆ 教員に対して学生の数が少ない(大抵5人以下)ため、ネイティブの先生と話す機会が高校や大学の英会話の授業と比べて段違いに多い。先生も気さくで話しやすく、ドイツ語の話す力を伸ばすことができた
☆ ドイツ語会話は会話のスキルを上達させる上でかなり役立ちます。
☆ ドイツ語会話・ドイツ語作文。実際に使ってみる方が定着しやすい
☆ ドイツ語会話の授業。ドイツ語を読んだり聞いたりはできてもなかなか話す機会はなかったので、この授業でたくさん練習できてよかった
☆ 同時通訳の授業やネイティブの先生の会話の授業は本物のドイツ語を聞くことができてよかったです。
☆ ドイツ語作文:第2外国語のドイツ語ⅠやⅡと違い、ドイツ語を使って社会に出ても通用するような文章の書き方(ビジネスメールやブログ、履歴書の書き方など)を学べる。学外のドイツ語学習者と交流する機会はなかなかないため、国内外(韓国、台湾、モンゴル)のドイツ語学習者でブログ記事を作成し、互いにコメントを送り合うマウスプロジェクトはとても面白かった。

<コメント>
 ドイツ語学は、言語学の一分野でドイツ語を理論的・体系的に分析・記述する学問です。日本語や英語との比較や1年生のドイツ語文法の復習などをまじえ、2-3年生でもわかりやすい授業だと評判です。中高ドイツ語は、11-14世紀に話されていたドイツ語です。日本だとだいたい鎌倉時代の古語ですね。歴史的背景や言語の変遷を知ることでドイツ語やドイツ文化の理解をより深めることができます。
 ドイツ語会話、ドイツ語作文は近年はすべてドイツ語で授業をしていただいています。ビシバシ鍛えられているはずなのですが、先生の物腰がやわらかいので、みなさん臆せず出席しています。ドイツ語が母国語の先生ならではのお話が聞けるのもうれしいですね。

授業のおすすめはありますか(文学・文化論)

 ドイツ語圏文化史

☆ ドイツ語圏文化史 実践的なドイツ語で授業を受けることができ、それを先生が日本語に通訳してくれるため内容をしっかりと理解できるから
☆ 水3のドイツ語圏文化史です。スライドで様々な美術の資料を見れて楽しいです。レオ先生によるドイツ語での授業を、福岡先生がその場で訳してくれ、とても勉強になります。
☆ ドイツ語圏文化史。通訳ありで気負わずにドイツ語を聞けるし、様々な人の作品を見ることが出来るので自分好みのものに出会いやすい
☆ シュレンドルフ先生と福岡先生の「ドイツ語圏文化史」を特にお勧めします。日本にいながらドイツ語圏の大学の授業を聞いている感じなので、ドイツ語圏への留学を検討している方は受講してみたら良いのではないでしょうか。
☆ ドイツ語ネイティブの先生と同時通訳で行われる授業。
☆ レオ先生と福岡先生によるドイツ語圏文化史:レオ先生のドイツ語で行う授業。ドイツ語圏とあるが広くヨーロッパの芸術について取り扱っている。ドイツ語で行われるが、福岡先生による日本語での解説も同時に行われるのでドイツ語を選択している人も、そうでない人も参加できる。芸術に興味がある人は一年生のときからでも履修してみると良いと思う。
☆ ドイツ語圏文化史はレオ先生のドイツ語を実際に聞きながら授業を進めるというものなので、実際にネイティブのドイツ語を聴けるという点で凄く良いと思います。映画や、絵画についての内容もすごく面白いです。

→ リンク: ドイツ語圏文化史は、授業ピックアップでも紹介しています。

 

 文学演習・文化論

☆ ドイツ語圏文学演習は文学作品を精読しドイツ語を読む力を上達させられますし、その作品が書かれた時代背景なども学べます。
☆ 園田先生の授業は、ドイツの雑誌や新聞記事について、該当する記事を精読するとともに、その出来事についてより詳しく調べ、パワーポイントで発表する。ドイツのチーズや介護制度、はたまた連続殺人犯の殺害人数と逮捕地など、記事の内容がとてもユニークで、ドイツを身近に感じることができた。パワーポイントでの発表方法も人それぞれ個性があり(表の活用や音を用いるなど)、非常に参考になった。
☆ ドイツ語圏文学論(福岡先生):ニュースなどで耳にすることも多くなったフェミニズムについて、文学を通して学ぶことができる。この授業ではオーストリアのノーベル賞作家、エルフリーデ・イェリネクの作品と、その歴史的、文学的背景について学んだ。フェミニズムや主人公の女性について考えるうちに、現代の日本を生きる女性が抱える問題についても目が行くようになった。
☆ 瀬尾先生は、自分が受けた時のテーマはユンガーの『痛みについて(Über den Schmerz)』だったが、「痛みと人間の関係性について」というテーマに対して、人生経験の豊かな先輩たちの意見を聞くことができ、興味深かった。

すべてドイツ語の授業

☆ ネイティブの先生の授業は、聞き取るのが難しく、少人数制でついていくのが大変でしたが、オーストリア出身の先生だからこそ教えてくれること(文化、政治、歴史のこと等)がたくさんありますし、些細なことを質問しても答えていただき、とても勉強になりました。
☆ ネイティブの先生とドイツ語を用いて文学についての議論(?)を行う。自分の言葉にすることでその文学作品についての理解が深まると共にドイツ語の練習になった。

<コメント>
 教室の長年の名物授業、ドイツ語圏文化史が圧倒的な人気でした。教員二名が独日二言語で行うぜいたくな授業で、ドイツ語を習ったことのない一年生からヨーロッパからの留学生、大学院生まで、様々な受講者が集います。文学演習や文化論など日本語開講の専門授業でも、発表やディスカッションを取り入れた能動的な学習が促されています。難しい文献を精読したり、ドイツ語でディスカッションしたり、果敢にチャレンジするからこそ得るものも大きいようです。

教室のいいところを教えてください。

 少人数! アットホーム!

☆ 少人数故に距離が近いこと。同学年と相性にもよるけど、とても仲良くなれる
☆ 少人数なので、何かと取り組みやすいです。
☆ 教授、先輩、後輩、教室内の誰とでもとても近い距離で仲良くなれるところ。
☆ アットホームなところ。学生室の使用が自由なところ。学生室は先輩とご飯を食べたり、授業の予習をしたり、時間を潰すために使っていて、備品もたくさんあるので便利だった。
☆ 人数が多いわけでもないので教室全体でコミュニケーションをとる事が出来て、良い雰囲気だと思う。
☆ 少数なので先生方との距離がとても近い。ホイリゲが楽しい

 語学習得に最適!

☆ 少人数のため学生、教員間の距離が近く、ホイリゲ(クリスマスパーティー)を催すなどコミュニケーションが活発。ウィーンから交換留学でやって来た学生の面倒を見る事もあり、交換留学生とタンデムパートナー(お互いに日本語、ドイツ語を教え合う)になることもできる。
☆ 特に語学を話せるようになるためにはたくさん話すことが大切なので、ドイツ語を少人数で話す機会が多くある独文はドイツ語を学習する上でとてもいい環境
☆ 都立大にはウィーン大学との交換留学制度があり、1年間留学することができる。学んだドイツ語を活かす機会になると共に授業で学んだ、文化、文学に実際に触れる機会となる。独文の教授は留学経験者やオーストリア出身の教員もいるため、留学に向けた学習相談や、現地での学習、生活のアドバイスをもらえる。

卒業生のみなさん、ドイツ語圏文化論教室卒業でよかったな、ということはありますか?

☆ ドイツ語圏文化論教室に入って初めて留学を意識して、実際に1年間ウィーン大学に留学しましたが、ウィーンでの1年間は今までの人生で最も充実した1年間になりました!自分では思いもよらない出会いや学びがあり、ドイツ語圏文化論教室に入らなかったら経験出来なかったことだと思うと本当にこの教室に入って良かった、と卒業した今でも思います(^^)
☆ 首都大の独文に入っていなければオーストリアには行かなかったと思うし、この国の魅力にも気づけなかったと思う。第二の故郷のような場所が(ちょっとマイナーだけど魅力溢れる)オーストリアという国に出来たのは独文のおかげだと思う。

<コメント>
 やはり、留学は語学力の向上に限らず大きな経験になりますね。留学経験を、海外営業や接客業など就職のステップにする人もいます。都立大では夏の短期語学留学、一年間の交換留学が用意されています。長期留学を希望する人は、早めに履修計画をたてましょう。教員がいつでも相談にのっていますのでお声がけください。

→ リンク: 「ドイツ語圏への留学」のページもご覧ください

最後に、未来の後輩へ一言をお願いします。

☆ ドイツ語を学ぶ事への不安や心配(そこまでドイツ語得意では無いけど大丈夫?やドイツ語を学ぶのは難しくないか?)はあると思うが、基本的には皆大学からドイツ語を学び始めた人が多く、皆同じような状態からスタートしているので心配しなくても大丈夫だと思うし、わからないことが有ればすぐに質問することが出来る環境なので心配しなくても問題ないと思う。
☆ ドイツ語圏の文学好きなら独文へ
☆ 私は中1の国語の教科書に出てくる『少年の日の思い出』(ヘルマン・ヘッセ)を授業で精読したときに、「原作はこんな表現をしていたんだ!」と驚きました。グリム童話やファンタジー小説など、意外なところにドイツ語で書かれた文学作品があります。原作を読んでみることでその物語の世界により近づいてみませんか。
☆ ドイツ語ということで少し難しさを感じるかもしれないけれど、色々な文化や思想を知りたいという興味さえあれば楽しめます。少人数だから授業も聴くだけでなく、積極的に参加することが出来て、専攻仲間と仲良くなれるし入って良かったと思ってます。
☆ ドイツ語圏の文化やドイツ語を学ぶ目的をしっかり持つことが大切です。
☆ 他国の文化を学ぶことは、自国の文化の理解や、他者の意見の尊重に繋がると思います。ドイツ語は難しいですが、一緒にがんばりましょう。
☆ ドイツに関する好きなものがあるなら、この教室へ来るのも良いと思います。何かひとつ熱中できるものがあるだけで、そこから関連してドイツの違う面にも目を向けて、世界を広げていくことが出来ますから。ドイツ好きのあなたを待っています。
☆ 頑張ってください!独文教室で待っていますよ!
☆ ドイツ語圏文化論教室、間違いなく楽しいです!
☆ ドイツ語Iの履修をおすすめします。
☆ ドイツ語圏への留学は、自分の常識を覆らせる新しい世界を見ることができ、知識や経験を非常に豊かにするのでおすすめします。
☆ ドイツ語、ドイツ語圏の文化などへの興味が有れば大丈夫です!
☆ ドイツ語圏の文化や歴史に興味を持つ機会があれば是非この教室をお勧めします。
☆ ドイツ語難しいですが、先生方はすごく優しいです。ドイツ語についての悩みに親身になって相談に乗ってくださいます。

東京都立大学ドイツ語圏文化論教室は、みなさまをお待ちしております!