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知覚・認知の視点から運動をひも解く 樋口貴広(知覚運動制御研究室)

セラピスト向け情報発信ページ

#594 大学院特別講義(鹿屋体育大学,中本浩揮氏)

私が所属するヘルスプロモーションサイエンス学域では,特別講義として,他大学の先生をお招きした特別講義を実施しています。

本年度は博士後期院生を対象とした講義「ヘルスプロモーションサイエンス特別講義Ⅱ」として,鹿屋体育大学の中本浩揮氏に講義をご担当いただきました。中本氏はスポーツ科学(スポーツ心理学)がご専門であり,私達の研究室とも長きにわたり交流があります。

「他者の動きを見る:指導に生かす観察の視点」「動きを修正する指導言語を考える」などのトピックについて,研究成果をご紹介いただきました。また,鹿屋体育大学の最新研究施設についてもご紹介いただきました。

中本氏の講義の魅力は,研究成果を現場へ還元するためにどんな考え方が必要か,ということを前面に出すスタイルにあります。私の指導する大学院のほとんどはリハビリテーションに従事するセラピストさんであるため,現場還元について深く考えさせる講義はとても貴重です。質疑応答の時間も充実していたため,双方向的なやり取りを楽しむことができました。この点については,中本氏にもご満足いただけたと伺いました。

ヘルスプロモーションサイエンス学域では,これからも大学院教育の充実のために,他大学の先生をお招きした特別講義を続けていきます。研究室を共にするスタッフの良い財産となることを願っています。




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