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知覚・認知の視点から運動をひも解く 樋口貴広(知覚運動制御研究室)

セラピスト向け情報発信ページ

#757 関連校の教育支援事業

私たちの研究室では本年度,同じ都立の関連協定高校に対する教育支援事業にいくつか参加する機会をいただいています。こうした活動は,単なる協力という枠を超え,私たちの活動を広く知っていただく機会にもなっています。また,大学院生の教育スキル向上という点でも大変有効です。以下,こうした活動の一端を紹介します。

  • 「大学・高専連携事業基金」事業(古屋友和先生との共同研究)
本学と東京都立産業技術高等専門学校(以下,高専)は,「大学・高専連携事業基金」事業として共同研究を行っています。4月より実施される第四期共同研究において,高専の古屋友和先生が研究代表者となる研究に,共同研究者として参加することになりました。

研究テーマは,「視覚・動作誘導による自動車の乗降支援の研究」です。9月より,インターンとして,高専の学生,岡根永将君が2週間にわたり,本学で研究活動を行ってくれました。岡根くんは片道2時間にもわたる通学にも値を上げず,自身の研究データの解析や,研究室で実施されたCanal-Bruland氏講演イベントなど,様々な行事にも参加し,研究に関する知識を多角的に吸収してくれました。

  • 高大連携事業(東京都立南多摩中等教育学校) 
本学が行っている高大連携事業の一つに,東京都立南多摩中等教育学校で実施している「探求学習」の支援があります。高校生が自身の興味関心で行っている探求学習・研究活動について,テーマの近い大学教員がつき,助言を行うというものです。本年度,重たいリュックを背負っている際の姿勢への負担をテーマとしている学生さんの探求学習について,動作解析から何がわかるかを体験してもらうためのプログラムを実践しています。 


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