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知覚・認知の視点から運動をひも解く 樋口貴広(知覚運動制御研究室)

セラピスト向け情報発信ページ

#733 山本裕二先生(名古屋大学)のご退職記念行事

山本先生は長年にわたり,日本体育学会,日本スポーツ心理学会の運営にご尽力され,3月末で定年退職されます。我々運動学習・制御分野にて長年リーダーシップを取られてきた先生です。当日のシンポジウム・祝賀会には,現在第1戦で活躍される先生方が多く参加されました。

記念シンポジウムでは,山本先生に加えて,ゆかりのある先生方が話題提供されました。山本先生の最終講義は,先生のお人柄を反映するかのように,自身の研究キャリアにおいてお世話になった方々が非常に多く登場し,数々のエピソードが紹介されました。

  • 高御堂 良太(東京大学 特任研究員)「工学から,スポーツ心理学,そして工学へ」
  • 長谷川 弓子(岩手大学 准教授)「ゴルフパッティングの心理学」
  • 木島 章文(山梨大学 教授)「対人・集団ダイナミクスから広がるネットワーク」
  • 郷原 一寿(北海道大学 名誉教授)「複雑系と運動」
  • 中込 四郎(筑波大学 名誉教授)「スポーツ臨床から見えてきたもの:からだ・運動と心の接点」
  • 山本 裕二(名古屋大学 教授)「打動作のダイナミクスから対人競合ダイナミクスまで(仮)」


私にとって山本先生は,大学院生としての非常に苦しい時代を救ってくれた集団のリーダーです。感謝していることがたくさんあります。シンポジウム後の祝賀会も非常に印象深く,自身が今後どのようにキャリアを進めていくのかを考える上でも,とても良い機会でした。

山本先生は4月から所属を変え,新しい挑戦をされるとのことです。引き続きご指導をいただきながら,恩返しできればと考えています。




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