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知覚・認知の視点から運動をひも解く 樋口貴広(知覚運動制御研究室)

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#725 鹿児島大学・牧迫研究室との合同ゼミ

1月20日に,鹿児島大学,牧迫飛雄馬との合同ゼミを行いました。牧迫先生とは研究領域が近いこともあり旧知の中です。2016年度には本学域にて大学院の特別講義を依頼したこともありました(リンク先ページの中央部,「大学院特別講義」を参照)。10月に数年ぶりの対面学会で再会できたことをきっかけに話が盛り上がり,第1回の合同ゼミとなりました。当日はそれぞれの研究室から2名の院生が発表してくれました。

  • 鹿児島大学,白土大成氏(D1)
    「地域在住高齢者における遺伝子多型と健康関連指標との関連の検証:筋量、身体機能、転倒に着目して」
  • 鹿児島大学,福榮竜也氏(M2)
    「地域在住高齢者における座位の中断回数および連続座位パターンとサルコペニアの関連性」
  • 東京都立大学,坂崎純太郎氏(D1)
    「高齢者における予期的歩行調整方略の評価:障害物Timed up and Go(TUG)におけるルート選択に着目して」
  • 東京都立大学,飯森 義志氏(M2)
    「段差またぎ動作の関節協調性を向上させる方法の検討ーバーチャルリアリティ環境下での動作調整経験ー」


発表者の努力に加え,参加者が積極的な議論をしてくださった結果,2時間30分のゼミがあっという間に感じる内容でした。どちらの研究室でも高齢者を対象とした研究をおこなっていますが,牧迫研究室では疫学研究,樋口研では実験研究を行っています。普段ゼミでは聞くことができない方法論や考え方に触れることは,とても良い教育機会です。大学院生たちがこの機会に多くのことを学んでくれていると確信しています。

このゼミの実施にあたり,本学では発表も行った坂崎純太郎が運営に尽力してくれました。ここに記して感謝します。



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