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知覚・認知の視点から運動をひも解く 樋口貴広(知覚運動制御研究室)

セラピスト向け情報発信ページ

#636 振動提示装置を導入しました

研究室では新たに,振動提示装置を導入しました。内田電子株式会社様に作成いただきました。

80-100Hz程度の周波数で振動子を振動させ,細口の先端部を筋肉(腱)にあてることで,実際には動いていない関節があたかも動いているように感じるという運動錯覚を誘発させることができます。有名なピノキオ錯覚(自分の鼻が伸びたように錯覚する;Lackner, 1988, Brain)も,同じ手法を使って誘発されました。

研究室では今後この装置を使って,運動感覚に基づく感覚予測の問題にアプローチする実験を行います。また,運動中の体性感覚情報の働きを確かめるための外乱装置としても利用していく予定です。





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