AboutLaboratory






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■研究室の活動目標■
1986年発足以来、30年近くに渡って、建築設計と建築意匠・建築史研究の両立を目標に活動しています。
建築設計に関しては、各人の設計活動に加えて、面白い実施コンペが催される時は、参加できる研究室スタッフが一丸となってコンペに取り組みます。こうしたコンペは、研究室活動の大きなイベントのひとつです。学生が実際のプロジェクトを通じて各人のアイデアを高めると同時に、チームワークを通じて、アイデアを磨き上げる格好の機会です。これまで、第1回オホーツクまちなみ整備コンペティション(網走駅周辺地区)最優秀賞受賞(1993年)、多摩ニュータウン内「N-City」住宅地計画コンペ(住宅都市整備公団主催)最優秀賞(1999年)、青森北国型集合住宅設計競技特別賞(2001年)を獲得するなど、充実したコンペ戦績を挙げてきました。これらの実施プロジェクトを通じて、また、研究室としてのチームワークを通じて、建築設計のコンセプトと実際を総合的に学べることは、大きな魅力でしょう。
建築意匠・建築史研究では、基本的には各人の関心に基づきつつ、近現代建築の構成分析、建築家研究、アメリカ・イギリス・オーストラリア建築研究、コンバージョンやリノベーション事例の実地調査、建築図面等資料の保存・公開についての調査研究など、様々なテーマに取り組んできました。これらの研究成果は、建築学会論文集や大会梗概集、建築関連ジャーナリズムなどに、数多く発表されています。近年は、特に海外のコンバージョン建築事例調査や近年の高層建築事例調査を継続的に行い、研究室学生も参加して世界各地の現地調査を行っています。以下、ここ数年の、現地調査例です。

・2014年度 カナダ・アメリカ、インドネシア、東欧(ポーランド、ルーマニア、チェコ、オーストリア、ハンガリー、ドレスデン)
・2013年度 ロシア(モスクワ、サンクトペテルブルク)、中国(北京、西安)、台湾(台北、台中、台南、高雄)、韓国(ソウル、釜山、仁川)
・2012年度 香港、シンガポール、マレーシア
・2011年度 ノルウェー、オランダ、ベルギー、ドイツ




■研究室卒業生の進路■
1986年発足以来、学部および修士の卒業生進路は、アトリエ主催・アトリエ勤務・大手設計事務所・ゼネコン設計部・研究教育関係・その他。他大学を含む博士課程進学や留学経験者が多いことも大きな特色です。


■研究室が求める学生■
建築に関心があることは勿論ですが、とりわけ、以下のような学生諸君を歓迎します。
1)建築設計が好きで、同時に、建築意匠・近現代建築の学習に関心をもつ方
2)現代の社会・生活に敏感であり、同時に、歴史や過去からも学ぼうという姿勢を持つ方
3)流行や表層にとらわれず、しっかりとした思考を見につけたいと考える方

研究室の修士課程(博士前期課程)学生のこれまでの出身校は、東京都立大学(現、首都大学東京)に加え、大阪芸術大学、神奈川大学、九州大学、京都大学、芝浦工業大学、東京電機大学、東京理科大学、名古屋大学、日本大学、日本女子大学、広島大学、法政大学、三重大学、明治大学、武蔵工業大学、室蘭工業大学、立命館大学、早稲田大学(五十音順)など、極めて多彩です。