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東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科
コンクリート研究室

〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
東京都立大学 南大沢キャンパス 9号館5階

TMUコンクリート研究室についてABOUT US

研究方針

当研究室では、構造物の主要材料であるコンクリートについて、それを構成するセメント、骨材、混和材料等の諸特性を把握し、フレッシュ/硬化コンクリートの諸性質の向上技術、並びに耐久性向上技術について研究しています。

また、社会動向の変化を踏まえ、環境保全、環境との調和を研究課題の大きな柱の一つと位置づけ、資源の有効利用に取り組んでおり、例えば、鉄鋼産業から産業廃棄物として処分されるスラグを骨材やセメント代替として使用する場合の性能評価についての研究を進めています。さらに、ごみ焼却灰を利用して製造されるエコセメントを用いたコンクリートの諸性質を把握し、循環型社会へ移行するための研究を推進しています。

時代は新設からリニューアルへと移行していることから、高品質のものを構築し、構造物の延命を計り、できるだけ長い時間、供用していくことも我々の課題です。耐久性を支配する各種要因の影響度を評価することが、今後の維持管理ならびに新設構造物の合理的設計には欠かせません。そのような背景のもと、セメント化学的観点から、耐久性評価手法を検討し、合わせて、補修・補強技術についても研究を行っています。


所属教員および研究概要

<准教授> 上野 敦  Atsushi UENO


主な研究対象:
土木材料学に関する研究
【研究実績の概要(2019年度)】
1) 都市の環境改善、コンクリートの環境負荷低減の観点から、エコセメントと再生骨材を用いた超硬練りコンクリートの耐久性とすべり抵抗性に関する検討を行った。
2) コンクリートの基礎研究の観点から、 高度浄水処理における躯体劣化、硬化促進形混和剤の特性と影響、火山性堆積物の特性評価とコンクリ ートへの適用性、短繊維の均等分散に関する基礎検討、非破壊試験の適用性などについて検討した。

<准教授> 大野 健太郎  Kentaro OHNO


主な研究対象:
コンクリート工学、コンクリート構造物の非破壊検査、弾性波法
【研究実績の概要(2019年度)】
コンクリートの維持管理のうち、非破壊試験方法を用いた点検技術に関する以下の研究を実施した。
1)超音波法を用いたプレストレストコンクリートの応力推定に関する研究
2)衝撃弾性波法と開口合成法を組み合わせたRC床版水平ひび割れの検出に関する研究
3)衝撃弾性波法による火害を受けたコンクリートにおける鉄筋とコンクリートの付着性状評価
4)衝撃弾性波法を用いたコンクリートダムの健全性評価手法に関する研究
など。

過去の研究概要

2018年度
研究概要
2017年度
研究概要

バナースペース

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都市基盤環境学科
コンクリート研究室

お問い合わせはこちらへ
E-mail: ccrt2www (at)
    tmu.ac.jp
TEL: 042-677-1111(代表)