スタッフ紹介

教授 吉村 卓也(よしむら たくや)

機械力学研究室の吉村卓也です.

「機械力学」とは,ダイナミックな力学現象を扱う幅の広い学問です.物が揺れたり,動いたりするわけですから,振動・運動などを中心に扱います.

私自身は,振動モード解析(振動モードによって現象を捉え予測や対策に役立てる),人体振動(人間の振動特性や振動の人体に与える影響を調べる)や音響解析(振動によって生ずる音の予測や原因の解明)などを主な研究対象としています.

機械力学の分野は,元来ハードなイメージがありましたが,最近は,人間が関わるソフトな分野(乗心地や音質などの感性評価)の進展も著しく,ますます面白くなってきました.

コンピュータの進歩により,高度,複雑な振動解析もパソコンで解析できるようになったのも大きな魅力です.これらの資源を活かしながら,魅力的なテーマを発展させ,これからの機械設計に役立つような研究成果を挙げられればと思っています.

研究テーマについて最初に書きましたが,大学の研究室というのは,やはり学生さんが一番大切な財産です.若さのみなぎった学生の皆さんと真剣に討論を重ね,新しいものを発見していく喜びは,何物にも代えがたいものがあります.

機械力学の研究テーマに関心のある方,意欲のある学生さんは,是非共,私たちの研究室のドアを叩いてみて下さい.

助教 玉置 元(たまおき げん)

専門は,人体振動(ヒューマン・ダイナミクス)です.

全身振動と言う体全体が受ける振動を対象にして,その振動によって,人体はどの様に振動するのか,どの様な影響を受けるのか,

またその時人間はどんな風に感じるのか,と言った純粋な機械工学とは少し毛色の違う研究をしています.

実際に人間を振動台で加振実験し,各部の応答を測定したり,人体の振動モデルを作ったりしています.

人間は日々,様々な振動に暴露しています.これら振動が人体にどのような影響を及ぼすのか等々,振動と人間との関係に興味のある方は,是非私達の研究室にいらして下さい.

また,私達の研究室には様々な振動実験用の設備・装置,振動測定用の計測器・センサ等がありますので,実験好きの学生さん大歓迎です.一緒に振動実験しましょう.