首都大学東京では多くの部局において,高度化する都市問題解決のために生命・生活・人生の3つのライフを具現化するための次世代型医療を視野に入れた数多くの研究がなされている.研究室や研究センターなどそれぞれの研究成果は社会に大きく貢献をしているものの,研究の相互交流は少なく,また首都大学東京としての発信力は十分ではない.
これらの多くの研究をつなぐことは,学内の活性化のみならず,社会への大きな貢献が期待され,さらには外部の様々な機関との連携,より実質的貢献への展開可能となる.
ミニ研究環「次世代メディカルリサーチクラウド(医療研究雲環)の創設」により,単にネットワークを構築するのみならず世話人を中心として各部局に広く,大きくつながりを展開し,クラウドネットワークにおける知識共有や大規模情報基盤のように有機的な研究体となりうるリサーチクラウドを形成することを目標としている.