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大学院紹介>数理情報科学専攻

理工学研究科 数理情報科学専攻紹介

 

本専攻は代数学・幾何学・解析学・情報科学の各分野の体系的理論の習熟と課題解決型テーマの相互展開と融合をめざして現代数理科学の最先端研究へ誘うことを目的としています。基盤数理科学・広域数理科学・情報数理科学という新たな構成を取り入れ横断的連携コアカリキュラムを有機的にクロスさせて教育・研究を遂行していきます。 この研究体制のもとで数学的思考の訓練を積み重ねることにより高度な論理・情報処理能力をあわせ持った独創性に秀でた研究者の育成や柔軟性に富む人材を広く輩出していきます。 自然科学をはじめとする諸学問の礎としての数学の特性をふまえると同時に、本理工学研究科の特色を生かし電気電子工学、機械工学の応用面の分野と連携しあいながら、幅広い視野と深い専門知識の修得を目指します。 また、本来の総合的理学系のメリットを生かし物理学、分子物質化学、生命科学と教育研究面での交流を通じて、現代社会が抱える緊急課題に挑戦していきます。
  東京都立大学大学院理学研究科数学専攻の伝統を受け継いで、平成18年(2006年)4月 1日に開設の専攻です。
 博士前期課程では修士(理学)の学位が、博士後期課程では博士(理学)の学位が取得可能です。


                  【授業科目
前期(修士)課程
1 基盤数理科学概論(1)
2 基盤数理科学概論(2)
3 基盤数理科学概論(3)
4 基盤数理科学概論(4)
5 広域数理科学概論(1)
6 広域数理科学概論(2)
7 広域数理科学概論(3)
8 広域数理科学概論(4)
9 情報数理科学概論(1)
10 情報数理科学概論(2)
11 情報数理科学概論(3)
12 情報数理科学概論(4)
13 基盤数理科学1
14 基盤数理科学2
15 基盤数理科学特別講義
16 広域数理科学1
17 広域数理科学2
18 広域数理科学特別講義
19 情報数理科学1
20 情報数理科学2
21 情報数理科学特別講義
22 数理情報科学演習
23 数理情報科学セミナーT
24 数理情報科学セミナーU
25 数理情報科学セミナーV
26 数理情報科学セミナーW
27 数理情報科学学外体験学習
後期(博士)課程
1 基盤数理科学特論1
2 基盤数理科学特論2
3 広域数理科学特論1
4 広域数理科学特論2
5 情報数理科学特論1
6 情報数理科学特論2
7 数理情報科学特別演習
8 数理情報科学特別セミナーT
9 数理情報科学特別セミナーU
10 数理情報科学特別セミナーV
11 数理情報科学特別セミナーW
12 数理情報科学特別セミナーX
13 数理情報科学特別セミナーY
14 数理情報科学学外体験学習

  【教員の専門分野・研究分野紹介
赤穂 まなぶ 准教授 シンプレクティック幾何学、、フレアー理論、ゲージ理論
石谷 謙介 准教授 確率論・数理ファイナンス
上原 北斗 准教授 代数幾何学
内田 幸寛 准教授 数論アルゴリズム、数論幾何学、暗号理論
内山 成憲 教授 暗号理論、計算数論
倉田 和浩 教授 偏微分方程式論、変分問題、 非線形解析
黒田 茂 教授 アフィン代数幾何学、多項式環論
小林 正典 准教授 代数幾何学、特異点の研究および他分野への応用
酒井 高司 准教授 微分幾何学、部分多様体論
澤野 嘉宏 准教授 実関数論、再生核理論、フーリエ解析学
鈴木 登志雄 准教授 計算理論、計算量理論、数理論理学
相馬 輝彦 教授 双曲幾何学、3次元多様体論、カオス力学系
高桑 昇一郎 教授 大域的解析学、偏微分方程式論
高津 飛鳥 准教授 微分幾何学、幾何解析
津村 博文 教授 解析数論
徳永 浩雄 教授 代数幾何学、学習理論
服部 久美子 教授 フラクタル上の確率過程論
深谷 友宏 准教授
福永 力 教授 計算機アーキテクチャ、並列処理、形式理論
村上 弘 准教授 計算数学(数値計算、数式処理、並列計算)
横田 佳之 教授 結び目理論、3次元多様体論
吉冨 和志 准教授 放物型偏微分方程式

当専攻への進学に興味のある方へ:
 当専攻では、研究室訪問を随時受け付けております。興味のある方は こちら から申し込んでください。


2014年度修士論文
・電気回路を用いたマルコフ連鎖の再帰性の判定
・ポアンカレ球上の非線形偏微分方程式の解の存在について
・Schramm-Loewner Evolutionと臨界パーコレーション
・非特異トロピカル平面曲線の補空間について
・Non-differentiability sets for Cantor functions with respect to various expansions
・Dickson多項式を用いた暗号方式に対する秘密鍵が小さい場合の攻撃法
・交差拡散を伴うある反応拡散方程式系及びそのシャドウ系の定常解の解析
・決定木複雑性における複数アドバーサリーの方法:有向アサイクリックグラフの場合
・複素冪零等質多様体の一つの構成とトーラス作用について
・退化した0/1多面体と工程計画問題
・ある対合によるモジュラー不変式環
・Asymptotic behavior of solutions to partial difference equations of parabolic type
・劣決定線形系のスパース解法について
・二部グラフを用いた2変数多項式環の0次元イデアルの生成元について
・Shift-Invariant frameの構成について
・並列処理技法を用いた動画像解析システム
・形式言語理論におけるランダム列の利用(サーベイ)
・あるSIS型感染症数理モデルのエンデミック定常解の存在と漸近挙動
・繰り返しの方法を用いた画像再構成について
2014年度博士論文
・Bott tower and torus actions
・On the blow-analytic equivalence of plane curve singularities