セラピストにむけた情報発信



第14回空間認知と運動制御研究会(旧Jaxaワーキンググループ)




2019年3月17日
3月16-17日に京都大学大学院人間・環境学研究科において,第14回空間認知と運動制御研究会(旧Jaxaワーキンググループ)が開催されました。昨年度に引き続き,京都大学の久代恵介先生がオーガナイズをしてくださいました。

研究会のプログラムはこちらをご覧ください

前庭動眼反射,視空間認知,小脳学習などに関する話題が多い研究会です。神経生理学,工学,医学,リハビリテーション学の先生がバランスよく参加されています。各発表の持ち時間が20分と比較的長く,充実した議論ができるため,満足度が高い研究会です。特に今年は,視線計測やバーチャルリアリティに関する技術発展研究が,私の関心ともマッチし,大いなる学びの機会となりました。

私自身は昨年度に引き続き,2回目の参加でした。修了生の室井大佑氏が行ってくれた,脳卒中片麻痺者の隙間通過行動についての研究成果を発表しました。障害物との衝突ということだけにポイントを絞り,3つの研究からわかったことをまとめました。歩行を扱う研究自体が少ないため,参加者の方々の関心からは外れたテーマですが,様々な領域の先生方からご意見を頂くことができました。

参加メンバーには,個人的にお世話になっている先生の参加も多く,親近性の高い研究会です。小野誠司先生(筑波大学)には,2018年度の大学院特別講義にお越しいただきました。國部雅大先生(筑波大学)とは,共同研究や学会運営の実績があります。他の学会で交流している理学療法士の方々やスポーツ心理学の方々とも再会できました。

研究会は例年3月に実施されています。プログラム等は公開されていませんが,どなたでも参加できる研究会です。メーリングリストにご登録いただければ,開催情報が届くとのこと。参加にご関心がある方は,運営の先生方に橋渡しいたしますのでお声がけください。

オーガナイザーの久代先生,ありがとうございました!





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