セラピストにむけた情報発信



畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー機能編B




2016年10月3日
10月1日に,畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー機能編Bが開催され,ナイトセミナーの講師を担当いたしました。昨年度に引き続き,2回目の担当となります。注意と歩行というテーマで話題提供しました。

このセミナーでの話題提供に対しては,昨年同様,文脈の考慮が最重要と考えて準備しました。参加者の方々は,私の話題提供の前に80分×4コマの講演を聞いています。しかも,いずれの講演でも情報量が非常に豊富であり,認知神経科学の話題に慣れている方が聞いたとしても,情報の全てを咀嚼するのは困難か,というボリュームです。このセミナーで初めて本格的に認知神経科学を勉強される方にとっては,その場にいるだけでも大変,ということすらあるかもしれません。

そこで私のナイトセミナーでは,参加者の方々が,いわば脳のクールダウンのために時間を使っていただけるようにプレゼンを準備しています。具体的には,専門的知識の提供は極力避け,日常的な事例に即して注意の機能や歩行との関連性について話を進めていきました。幸い,注意に関するデモンストレーションは,エンターテインメント性が高く,日常経験にも当てはまる話題が豊富になります。

参加者の受け止め方は様々かと思いますが,何気ない日常体験の中にも,認知神経科学の知識に関わる様々なトピックが埋まっていることを体感してもらえたらうれしいなと思います。

本セミナーに関する畿央大学さんの公式ブログはこちらをご覧ください。
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