セラピストにむけた情報発信



DMM研修会プロフェッショナル講習会 「姿勢と歩行」




2015年12月7日
12月6日に,静岡県浜松市にて,DMM研修会プロフェッショナル講習会の講師を担当いたしました。理学療法士・森晃大氏が主宰されている研修会です。DMMさんで話題提供をするのは,昨年度11月に続けて2回目です。

「姿勢と歩行」に関して,4時間30分にわたり話題提供を行いました。6月に出版された拙著「姿勢と歩行:協調からひも解く」の内容に基づき,4つのセクションに分けて研究事例を紹介しました。

1. 理論的背景(中枢・身体・環境の協調,学習の特殊性)
2. 姿勢と歩行の知覚制御:変化に対する応答
3. 姿勢と歩行の知覚制御:予見的調整
4. 姿勢と歩行の認知制御

私からの話題提供の後,主催の森氏から症例検討のセッションが設けられました。

歩行中に下を向きがちなケースを症例として取り上げ,立位姿勢時に感覚情報を遮断した時の影響を映像として観察しながら,バランス改善に向けてどのような対策が可能かについて,参加者間で意見交換がなされました。こちらの話題提供の内容を十分に考慮したうえで症例を選んでくださったことから,基礎と臨床をつなぐうえでよいセッションとなったように思います。主催の森氏,参加してくださった皆様に心から感謝します。

今後も様々な場所で姿勢と歩行に関する話題提供の場を頂戴しております。それぞれの場で期待されていることにできるだけ添える形で話題提供をしたいと思っています。どこかで皆様とお会いできることを楽しみにしています。

 


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