セラピストにむけた情報発信



札幌医科大学・古名丈人研究室の訪問




2015年5月25日

5月30日に,札幌医科大学保健医療学部理学療法学科,古名丈人先生の研究室にお邪魔しました。

古名先生とは,Human Movement研究会などで何度もお世話になっておりました。古名先生の研究室では,高齢者の知覚判断誤差に関する研究など,私たちの研究室で主として行っている研究テーマについても様々な実績があることから,以前から一度お邪魔したいと考えておりました。昨年度に新しい実験施設が出来上がったことをきっかけとしまして,今回お邪魔することとなりました。

当日はまず,修士2年生の志水宏太郎さんと石田豊朗さんの研究計画についてご発表いただき,研究内容なプレゼンに関して様々な議論を行いました。目前に学内での発表会があることもあり,質の高いプレゼン資料を用意してくださり,有益な議論ができました。他の研究室の研究計画発表を拝聴することは,自分自身の研究指導を客観的に見直す意味でも,とても貴重です。

続いて,新実験施設を見学いたしました。体育館や弓道場などの運動施設と融合した施設となっており,その設立経緯についてご解説いただきながら,見学をいたしました。

圧巻だったのは,35mの距離が取れる動作解析室です。この部屋を利用すれば,ピッチャーの投球動作や走運動についても,かなり本格的な実験が可能です。この部屋のキャパシティーを活かした実験として,共同で実験をするとすれば,どんな実験なのか・・・ということについて,思考をめぐらしました。

その後,講演の機会を頂戴しました。「知覚・認知からみた身体運動」というタイトルのもと,90分にわたり話題提供をしました。学外の方々を含めて50名近い方々にご参加いただきました。とても多くのご質問をいただいたお陰で,平常よりも双方向的な議論ができたなという満足感がありました。

古名先生は,いつも私達の研究室の研究を好意的に受け止めてくださる,お兄さん的存在です。私たちの研究が真にリハビリテーションに貢献するためには,こうした理解ある先生方のご指導が不可欠です。古名研究室にいらっしゃる大学院生の方々も,とても親切に接してくださいました。できるだけ早く,古名研究室の皆さんと共同で研究する機会を作りたいという思いを,ますます強く持ちました。

古名研究室の皆様,講演に参加してくださった皆様,ありがとうございました!


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