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2017/03/28 平成28年度卒業式が行われました。

2017/03/28

  平成28年度首都大学東京の卒業式が3月20日(月・春分の日)有楽町 東京国際フォーラム ホールAにおいて行われました。今年度の卒業生は卒業者・修了者合計2,357名でした。内訳は学部卒業者1,593名、健康福祉学部助産学専攻科10名、大学院 博士前期(修士)671名、博士後期(博士)51名、専門職学位32名です。

 朝はまだ冬を思わせる寒さでしたが、昼はあたたかく晴天に恵まれた卒業式の1日となりました。

卒業生・修了生は午前10時からの有楽町 東京国際フォーラムの卒業式に出席、その後、南大沢キャンパス、日野キャンパス、荒川キャンパスに戻って大学院研究科・学部・系・コースに分かれての学位授与式で学位記の授与を受けました。そのあと各キャンバス内の会場、あるいは学外の会場での系;コース別 ゼミ・研究室などの謝恩会などの集まりがあり、卒業生は朝から晩まで忙しくも希望に満ちた1日を過ごしたようです。


1)卒業式(有楽町 東京国際フォーラム)

  卒業式は午前10時から開式の辞、学事報告、学長式辞、都知事祝辞(ビデオメッセージ)、都議会副議長祝辞、卒業証書学位記授与(学部・系・専攻科・研究科代表学生)、同窓会からの成績優秀者への表彰状授与、及び記念品贈呈、理事長挨拶、祝電披露、校歌合唱、応援団エールと続き午前11時30分に閉式となりました。
 同窓会からは黒石 輯会長が来賓として出席、上野学長からの学部・系・代表者8名に対する卒業証書授与に続いて成績優秀者表彰状授与と記念品を贈りました。

 
東京国際フォーラム中庭 午前8時過ぎに撮影。
式の始まる2時間近く前から卒業生が集まります。
中庭での記念撮影 9時ごろ撮影。
開場と同時に1階エントランスホールは卒業生・保護者でいっぱいとなった。 卒業生は受付の後、2階ロビーへ。


1階エントランスロビーに2か所、2階ロビーに2か所 計4か所の記念撮影のコーナーが設けられ、大学職員がシャッターを押すサービスをしていました。
事務局は恒例となった“祝 卒業 首都大学東京同窓会”の横断幕を張りました。


1階ロビーで記念撮影 2階ロビーで

2) 10時30分 開式


上野 淳学長式辞。卒業生は起立して“礼”。
向かって右手 黒石会長他来賓、左手 川淵理事長以下大学幹部教職員


上野学長から卒業証書授与


続いて黒石同窓会会長から成績優秀者表彰状授与と記念品の贈呈


川淵 三郎理事長は2017年3月31日をもって退任されます。
川淵 理事長の挨拶の要旨をご紹介します。

卒業生・修了生の皆様ご卒業おめでとうございます。2階席においでいただいているご家族の皆さま、さぞかし今日の日を待ちわびていたことと思います。
私は2012年4月1日に理事長に就任いたしました。皆さんとの最初の出会いは4月6日の入学式で挨拶をすることでした。4年経った今日、ここに立って卒業に際しての挨拶をさせていただいています。入学から卒業までの4年間を皆さんとともにして、個人的感想ですが皆様に親しみを感じ“孫と祖父”との関係ではないかと思っています。
 入学式の際に私は困難な状況の中、多くの反対があるなど大きな“壁”があった状況で、外国の例などの調査を行い、戦略をたて、多く人の協力をえて、“壁”を破りサッカーのJ-リーグの立ち上げ成功に至ったエピソードをお話ししました。その後、多くの問題のあった二つのプロバスケットボールリーグを、いろいろな困難な状況のなか“BJリーグ”一つにまとめました。
 仕事をするには多くの困難があるものです。壁が立ちはだかることもあります。この際には大きなビジョンを掲げてください。卒業生の皆さんはこの4年間、伝統の中で培ってきたコンセプトである“知る、極める、考える”ことを十分に身に付けられたことと思います。社会にでて、この能力を発揮して“壁”にたち向かって行ってください。
 私は高校1年生の時に先生から“人間は何のために生きるのか”と問いかけられて、この哲学的な問いかけに答えられませんでした。その際の、この問いかけ “人間は何のために生きるのか”をいまもって鮮明に記憶しています。経済学者・社会学者のピーター ドラッカーは13歳の時に、宗教関係者から、この問いかけを受けて答えられなかったそうです。その際にその宗教関係者は50歳になって、この問いに答えられないのは問題ですよと言われたことを書いています。ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥先生は、外科医になることを断念して、研究者になるためにアメリカの研究機関に留学した際に、所長から“君は何のために生きるのか”と問いかけられ、“いい論文を書きたい、高い地位に付きたい、皆から尊敬されたい”などと答えたところ、所長からこれはビジョンを達成する手段に過ぎない。“君の本当のビジョン何か”と問われた時、ここで山中教授は自分のビジョンは、脊椎の損傷などの難病を直すことであったことに気がつき、今ある自分となったと話しておられます。社会にでて壁にぶつかることがあります。その際には“自分は何のたに生きるのか、生きているのか”を考えてください。
“自分は何のため生きるのか、生きているのか”を私の卒業に際しての皆さんへの“はなむけ”の言葉とさせていただきます。 卒業おめでとうございます。


エリカ混声合唱団グリークラブによる校歌合唱


応援団 チアガール、ボーイによる卒業生へのエール

3)13時30分から17時頃

卒業式は11時30分に終わり、卒業生は南大沢キャンパス、日野キャンパス、荒川キャンパスに戻り学位記の授与を受けました。南大沢キャンパスでの学位授与式の一部をご紹介します。

都市環境学部 大講堂 法学系 AV棟
経営系 1号館 120番教室 理工学 生命科学(6号館 110番教室)

卒業生がキャンパスに帰り、学位授与式の始まる前後の時間に後輩たちによる胴上げなどが、あちこちで行われ、歓声が上がっていました。




応援団の卒業生6名に対して現役の応援団、チアガール、ボーイによるエール


体育会本部の卒業生と現役の皆さん

4)17時から20時ごろ~?

キャンパスでの学位記授与の後、本部棟大会議室、生協食堂、国際交流会館内レストラン ルヴェソンヴェールなどでパーテイーが開かれていました。学外では、多摩センターにある京王プラザホテルで分子応用化学コースの卒業記念パーテイーが開かれました。この様子をご紹介します。

 なお、首都大学東京の分子応用化学コースには学科同窓会が設立されていましたが、50年以上の歴史のある都立大学時代の工業化学、応用化学の学科同窓会である“応化同窓会”と2017年4月1日に統合されることが決まっています。


分子応用科学コース 学科同窓会長挨拶


分子応用化学コースでは 学士卒業論文、修士卒業論文の中からBIP(Best Impressionable Presentation)を選び表彰、コース長から表彰状授与、三谷応化同窓会会長から記念品を贈りました。記念品は“時計”。同窓会の統合を祝して“今年は気張った”とのことであった。


"卒業したぞー!!"




卒業式の一日をGoogle フォトでご紹介します。

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