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2017/03/13 Hina Doll Festival(ひなまつり)at TMU

2017/03/13

  3月3日の桃の節句を前にして、2月28日(火)に国際交流会館中庭の茶室 恕庵“Jo-an”にて留学生向けに “ひなまつり”が開催されました。
首都大学東京同窓会、ダイバーシティ推進室、国際センター、国際課及び学生有志の共同主催で企画・運営されたものです。留学生に日本伝統文化の一端を知って貰うとの企画で、昨年に続いて2回目の開催です。あまり知られていませんが、国際交流会館の中庭には立派な茶室があります。
1991年に都立大学が目黒区八雲から南大沢に移転する際に、国際交流会館の建設が企画され、その際に茶室が造られました。この茶室は、数度の移築を経て現在、名鉄犬山ホテルにある茶室“如庵”(1951年に国宝に指定)を模して造られたものです。
“如庵”は1618年に織田信長の弟、織田有楽斎により京都・建仁寺に建造された茶室です。国際交流会館にある茶室の名称はオリジナルの“如庵”の“如”の字の下に“心”を加えて“恕庵”Jo-an”と命名したとのことです。


ひな祭り(Doll Festival) Tea ceremony house“Jo-an”の説明はここをクリックしてください。(PDF 英文)

2月28日のひなまつりの来訪者は留学生を中心に約60名、7段雛飾りは3月1日と3月2日も一般公開されましたが、その来訪者は2日間で約30名、昨年の来訪者をはるかに超えました。


雛段左 藤田 涼平君(応援団)が司会で“ひなまつり”が始まる。その左から千代鳥モーミンウッディン氏
(同窓会理事 都立大24期 通訳を担当)。座っている右は海老原 充副学長、その横が岡部 豊特任教授。

海老原副学長の挨拶の後、岡部国際センター特任教授による、ひな祭りと茶室についての説明がありました。

詳しい説明をする国際センター 岡部 豊特任教授

留学生向けに用意したひな祭りに関する説明文(和文)はここをクリックしてください。

次に、Dina Gribさん(ロシア)、Magdalena Samekさん(ポーランド)、Archana Jayaprakashさん(インド)から“母国でのお祭りについて”のスピーチがありました。
ロシアからの留学生Dina Gribさんは流ちょうな日本語で、ロシアには“子供の権利を守る日”はあるが女の子、男の子のためのお祭りはないこと、ロシアの代表的な人形としてはマトリョシカ人形(胴体の部分で上下に分割でき、中には人形が入れ子になっている)が有名であるが、昔からロシアの農村で作られている日本の“てるてる坊主”に似た人形があると、説明がありました。


Dina Gribさん(ロシア) Magdalena Samekさん(ポーランド) Archana Jayaprakashさん(インド)


留学生の皆さんと“うれしいひな祭り”“さくらさくら”を斉唱。


参加者で記念撮影

 

ひな壇の前で記念撮影 留学生も法被をきて記念撮影
ひな壇最上段の“おびなとめびな” 同窓会では留学生に雛あられ、甘酒をふるまいました。この雛あられに同窓会事務局の女性が折った折り紙の“おびな”と“めびな”を添えて提供しました
この折り紙“ひな”は好評でした。


午後5時から8号館1階 交流スペースにおいてささやかなパーティーを開きました。
昨年より多くの留学生が参加しました。