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平成28年度成績優秀者表彰が行われました

2016/10/10


国際交流会館の脇の木陰に咲く彼岸花
南大沢キャンパスはお彼岸を過ぎて秋らしくなり、彼岸花が咲き、イチョウ並木、大学広場のカツラの木も少し色づいてきました。大学は9月末まで夏季休暇です。10月1日からの新学期を前にして9月27日(火)南大沢キャンスパスの講堂・小ホールに於いて平成28年度成績優秀者表彰が行われました。
上野学長以下、学部長、事務局長及び来賓として招かれた黒石同窓会会長出席のもとで、全学部15コースの2年、3年、4年の149名の成績優秀者が表彰されました。表彰者には大学から副賞として金一封、同窓会からは記念品として同窓会名入りのボールペンが贈呈されました。


コース代表者21名に上野学長から表彰状が授与されました


黒石 輯会長の祝辞
祝辞の要旨は次のとおりでした。

成績優秀者の皆さん、心からおよろこび申し上げます。
人生の先輩の一人として一言。
私は“りそな銀行”(当時は大和銀行)に勤めてきました。その間にいろいろな方にお会いしました。その中なかでも大会社まで育て上げた創業者の方からいろいろと教えを得ることが多くありました。その中の一人に“成功のもとは何か”と聞いたことがあります。するとその方は“運・鈍・根”であるいわれました。
「運」というのは何もしないでいいというのではなく、絶えず準備している人に来るものです。昨年、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村 智さんだって寝ていてノーベル賞をもらったわけではありません。長年にわたり、各地の数知れない土壌を採取して、その中の微生物を研究し、その努力からアフリカの寄生虫病に効く微生物を発見して、寄生虫病に苦しむ多くのアフリカの人々を救ったのです。このようなことは皆さんの経験の中に思い当たることがあるはずです。
「鈍」がなぜ成功に結びつくのか。「鈍」とは鋭敏さを秘めた「鈍感」ということです。敏感だけだと右顧左眄(うこさべん)しているばかりで成功に結びつきません。鋭敏さをもちながら物事に動じないということです。自分自身に自信がないと「鈍」にはなれないのです。「根」は申し上げることはないででしょう。
このように考えると、先ずは実力を育てることが肝心ということです。その点、皆さん今日成績優秀者表彰を受けたわけで立派に実力を育ててきました。これからもそうであってほしいと思います。



代表者に表彰状授与の後、代表者以外の成績優秀者に学部長・系長から表彰状が授与されました。例年のようの、何人かの保護者の姿もありました


今年の9月は長雨が続きましたが、今日は久しぶりの晴れ間があり8号館・9号館の空には秋の気配を感じる雲が出ていました。9月27日午後1時頃撮影