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平成28年度(2016年)入学式が行われました

2016/04/12

    4月3日(日)午後2時30分から有楽町 東京国際フォーラムにおいて、平成28年度(平成2016年)入学式が行われました。当日は花冷えで寒く、加えて弱い雨の降るあいにくの天気でしたが、期待に満ちた門出を祝う式典となりました。
今年度入学者は学部1,656名、大学院865名、計2,521名でした。


上野学長式辞、舛添知事祝辞(秋山副知事代読)川井都議会議長、川淵理事長挨拶と続き、その後、黒石同窓会会長、福地U-クラブ会長の挨拶、先輩から新入生への贈り物として首都大学東京管弦楽団の演奏、エリカ混声合唱団・グリークラブによる校歌合唱、応援団・男女チアリーディング部によるエールと続きました。

上野学長式辞
学長式辞要約は大学HPをご覧ください
https://www.tmu.ac.jp/news/topics/12774/12775.html
川淵理事長式辞
理事長挨拶要約は大学HPをご覧ください
https://www.tmu.ac.jp/news/topics/12774/12776.html
黒石 輯同窓会会長からの新入生に対する祝辞は次のとおりでした。
新入生の皆さん ご入学おめでとうございます。また、ご列席の保護者の皆様 本日の良き日を心よりお慶び申し上げます。
 ただいまご紹介いただきました首都大学東京同窓会会長 黒石 輯です。
現在、同窓会は会員数6万人を超え、全国に7支部を擁する体制となっております。海外でも任意の集いを同窓会の集まりとして登録する動きが出てまいりまして、最近ではシンガポールが登録されました。同窓会の海外ネットワークを拡充し、皆さん方が海外留学した際に何かと頼っていただくような存在にしたいものだと思っております。
 同窓生は、官界・学会・実業界など各分野で多数活躍されています。
先ほどご挨拶された上野学長は、同窓生で初めて母校の学長に就任された方ですし、世界で最も権威のある米国の調査機関が発表しているノーベル賞有力候補者24人のなかにノミネートされている方もおられる。上場会社の経営者として活躍されている方々のほか、サバイバル登山家として斯界の第一人者になっておられる方や、JR山手線の運転をされている女性もおられる。まさに多士済々です。
 同窓会の主な活動について申し述べます。
同窓会の活動目的は、「母校の発展への協力」、「より一層の会員相互の親睦」、「後輩との継続性を図る」の三点。現在私どもは、母校への協力と後輩との継続性を図るとの観点から注力しておりますのが学生支援活動です。
まず、就職活動への支援では、経験豊かな同窓生を大学のキャリア支援課に常駐派遣し、親身に就職相談に携わっております。また、学生にナマの業界・商品動向やその課題などについて勉学に資していただく目的で、各界で活躍している同窓生を講師とした寄付講義をおこなっております。さらには、学生のスポーツ・文化活動・社会貢献活動で、優れた実績を残した者、あるいは十分期待の持てる企画をもとにそれを推進している者に対して金一封をもって表彰いたしておりますし、大阪府立大学との定期戦費用に関して財政支援を続けております。
 このような活動を永続的に推進するには、何といっても同窓会財政が健全でなければなりません。皆さんの後に続く後輩のためにも、ぜひ、同窓会にご入会いただき、諸活動に参画いただきたいと願っております。
最後に、人生の先輩として若干申し上げたい。
皆さんに期待する人間像については、すでに配布いたしております「同窓会へのお誘い」に記載しておりますので、ここでは、いま必要とされる対処に関して皆さんに参考になればとの思いで具体論を述べたいと思います。
 私どもは好むと好まずとに拘らず、滔々とした国際化の渦中にいます。私のような老人は肩を窄めていればよいようなものですが、若い皆さんはこれに立ち向かっていかなければなりません。その際に最も重要なのは、自国の歴史や文化・民族性等を弁えたうえで、相手国の歴史や民族性・宗教等を知り、かつそれを認めるという姿勢です。最近「多様性を認めあう」という表現で唱えられるのはこのことです。
このような観点からとるべき対処としては、現地旅行も必要ですが、やはり読書によって先人の知識と洞察を知ることは不可欠です。
すでにお読みかと思うが、我が国を知る有力な手懸りとなる著作は、司馬遼太郎の一連の小説、および「この国のかたち」や「街道を行く」といった著作が妥当だろうし、著者の博学が中国を含む広く東アジア地域に及んでいるのも幸いする。一方、西欧に関する手懸りは、塩野七生の「ローマ人の物語」が馴染みやすい。膨大な著作であるがそこから得るものは大きいと思う。

自国を知り相手国も知った立派な国際人になっていただくよう、新入生の皆さんが充実した悔いのない学生生活を送られるよう願っています。


首都大学東京管弦楽団によるドヴォルザーク作曲 交響曲第5番ヘ長調作品76第 第一楽章の演奏


エリカ混声合唱団・グリークラブによる校歌合唱


応援団・男女チアリーディング部によるエール


ホールAの定員は1階席3061人、2階席1987人計5012人です。2階席は保護者席でしたが満員となり、係が保護者を1階席に誘導していました。入学者、保護者全員で4,300名は超えていたと推測されます


同窓会では理事・監事5名の協力を得て2階席に進む保護者に“同窓会のお誘い”パンフレットを配り同窓会をPRしました。正面 加藤監事、右 千代鳥モーミンウッディン理事


記念写真の撮影場所が4か所できていましたが、どこも“長蛇”の列でした