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Hina Doll Festival (ひなまつり)at TMU

2016/03/09

    3月1日から3月3日に国際交流会館内の茶室 恕庵“Jo-an”にて留学生向けに “ひなまつり”が開催されました。国際センター 岡部 豊特任教授が中心となり首都大学東京・国際センター・国際課が学生ボランティア、同窓生ボランティアの協力を得て、企画・運営されたものです。留学生に日本伝統文化の一端を知って貰うとの企画でした。あまり知られていませんが、国際交流会館の庭には立派な茶室があります。1991年に都立大学が目黒区八雲から南大沢に移転する際に、国際交流会館の建設が企画され、その際に茶室が造られました。この茶室は、幾多の移築を経て現在、名鉄犬山ホテルにある茶室“如庵”(1951年に国宝に指定)を模して造られたものです。“如庵”は1618年に織田信長の弟、織田有楽斎により京都・建仁寺に建造された茶室です。国際交流会館にある茶室の名称はオリジナルの“如庵”の“如”の字の下に“心”を加えて“恕庵”Jo-an”と命名したとのことです。
ひな祭り(Doll Festival) The ceremony house “Jo-an” の説明はここをクリックしてください。(PDF 英文)
3月1日14時~16時は留学生を招いての7段雛飾りの見学会、3月2日と3月3日は一般公開されました。3月1日には女子留学生が茶室に一杯となるほど見学に来て、大変に盛況でした。3月2日、3日には国際交流会館で開催されていた気候学の国際会議(モンスーンアジア水文気候研究計画MAHASRI)に出席の多くの外国人参加者が昼休みなどの休み時間を利用して見学にきていました。

 “ひなまつり”の説明をする 岡部 豊 特任教授。7段ひな飾りは建造当時に寄贈されたものとのことです

“恕庵 ”後方の建物は国際交流会館


 説明を受ける留学生


“ひなあられ”が配られた。あられを受け取るハンガリーからの留学生


“歓談”歓談の後で、ハンガリーからの留学生、中国からの留学生、タイからの留学生が自国での“女の子のためのお祭り”について説明


 7段飾りをバックに記念撮影 (中国・タイからの留学生)


エリカ混声合唱団から2名がボランティア応援。ひな祭りの歌を指導して全員で斉唱、加えて“さくら さくら”を全員で歌いました。
 この茶室は建築後約25年を経過して古くなっています。予算不足で空調設備が更新できない状況で小さな電気ストーブひとつで暖をとる状況でした。3月に入ったとはいえ、風は冷たく、留学生はコートを着たままでの参加でした。