平成19年度前期 幾何学特別講義I・*基盤数理科学概論(2)(首都大)・*幾何学概論(都立大)

時間割:木曜3限2単位
教室:11(理工教室棟)−101

授業要目

授業方針・テーマ

代数トポロジー. 微分形式を用いた位相不変量の計算の基礎事項について解説する.

習得できる知識・能力や授業の目的・ねらい

多様体を扱うときに基本的な道具となるホモロジー群・ホモトピー群などの不変量についての基礎知識を習得することを目標とする.

テキスト

R. Bott-L. W. Tu, Differential Forms in Algebraic Topology, GTM 82, Springer. (和訳:微分形式と代数トポロジー,三村護訳,シュプリンガー・フェアラーク東京)

成績評価方法

出席・レポート(100%)

特記事項

幾何学Cを受講していることが望ましい。

授業計画・内容

  1. ド・ラム理論(ポアンカレ双対性,キュネスの公式など)
  2. チェック-ド・ラム複体
  3. スペクトル系列
  4. 特性類
4/12 Rnの微分形式
4/19 微分可能多様体
4/26 Mayer-Vietoris系列
5/10 多様体上の微分形式の積分
5/17 Stokesの定理,Sardの定理
5/24 Poincaréの補題,de Rhamコホモロジーのホモトピー不変性
5/31 (はしかによる休校)
6/ 7 (はしかによる休校)
6/14 Brouwerの不動点定理,写像度
6/21 凸近傍による被覆,Poincaré双対
6/28 コホモロジーの有限次元性,Künnethの公式,Cechコホモロジー
7/12 Cech-de Rham理論,スペクトル系列
7/19 スペクトル系列の応用例,Hopf写像

8/ 2 レポート締め切り(8-670ポスト)

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