セラピストにむけた情報発信



YIC山口リハビリテーション大学校同窓会講演




2011年2月7日

2月6日に,山口県にあるYICリハビリテーション大学校の同窓会イベントに招かれ,講演をいたしました.

同窓会イベントとしての講演の担当は初めてでしたが,いつもの講演と異なり会場内の方々がみな顔見知りということで,非常に雰囲気の良い中で講演を行うことができました.

この機会を作ってくださったのは,福岡リハビリテーション病院の花田謙司さんです.ちょうど1年前に福岡でセミナーをした際に参加されており,その席でお声掛けをいただきました.1度出会った縁がこうした形発展していくことは,とても幸せなことです.

私の担当はPT/OTさん合同のセミナーでしたが,PTさんを対象とした講演として,京都大学の建内宏重先生が講演をされていました.建内先生とは2週間前に京都府理学療法学会でお世話になったばかりであり,まさか山口で再会するとは思ってもみませんでした.

今回の講演のタイトルは,「知覚・認知からみた身体運動学」でした.内容はいつもの講演と大きく変わりませんでしたが,身体感覚や身体運動の問題に言葉で介入していくことの難しさについて私見を述べた点が,いつもと少しだけ趣向の異なる点でありました.

講演に先立って,藤井昭宏先生より,学校の設立や特色についてご説明いただきました.

YICさんは新しい学校であり,現在のところ第4期生までが卒業されているそうです.国際的な交流に力を入れているとのことで,毎年外国人の講師を招いて英語の講義がなされています.そうした講義を取り入れるこの意義について,必ずしも現役学生さんの全てが理解できるわけではないとのことでしたが,就職後に国際学会等での発表を経験される方のように,広い視野で活躍される方々にとっては,その最初のステップとして非常に良い経験をしていると感じました.

今後,また別の学校さんの同窓会にお招きいただく予定があります.それぞれの学校の特色や教育的な工夫について拝聴することは,大学人としての教育スキルを上げるうえでもよい勉強になりそうで,今から楽しみです.


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