2021年4月4日より、リニューアルした新サイトを公開しています。こちらよりアクセスしてください。

東北支部総会を開催しました

2007/09/16

首都大学東京同窓会になってから3回目、八雲会(都立大同窓会)の東北支部設立から12回目の総会が9月1日、仙台で開かれました。
今回の出席者数は、昨年の27名に対し16名と少なく、また、昨年まで出席いただいた都立大以外の大学からの出席者はなく、そういう意味ではちょっと寂しい総会になりました。総会の案内に対し、都立大卒業生の方からも、都立大以外の学校の卒業生からも、首都大学東京は私の学校ではないというご返事も頂戴しました。大変難しい問題であることは確かだと思われます。
会は神山支部長のご挨拶のあと、東京の同窓会本部からおいでになった田中努会長から大学の現状、同窓会の現状についてお話していただきました。田中会長からはおりしも発生したアメリカのサブプライム問題に端を発した株価の下落について、ご専門の経済の観点から個人的にお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。
そのあと、今回の特別講演として、都立大法学部第24回ご卒業の山中幸男さんから「どうなる? 日本と北朝鮮」演題でお話をしていただきました。山中さんは北朝鮮に在住する「よど号」ハイジャック事件の犯人の家族の日本帰国に尽力するため、日本と国交のない北朝鮮にこれまで50回ほど行かれたとういう、大変稀有な経歴をお持ちの方です。
「よど号」の犯人は別として、その家族の帰国希望は人道的見地からかなえてあげたいということで、これまで日本政府の圧力にも屈せず、25人の家族の帰国に尽力されました。有本さん等の拉致事件にも触れ、「よど号」事件の犯人は自分たちは関与していないといっている、また状況証拠だけで彼らが関与したという決定的な証拠はない、というお話でした。さらに、「よど号」犯人たちも帰国したがっている、北朝鮮も帰国に反対ではない、帰国させないのは日本政府の意向ではないかという、ちょっとびっくりするようなお話もありました。
特別講演のあとは懇親会ですが、いつものようにそこかしこで話の輪が出来、話は尽きませんでした。話が尽きないので、このあと半数以上の方が二次会に流れました。二次会ではゲストの山中さんも出席いただき、またまた北朝鮮の実情を聞かせていただきました。北朝鮮にも二次会の会場になったクラブのような施設はあるということ、ただしそこのホステスは国家公務員であることなど、面白い話を披露していただきました。二次会が終わったのが夜の9時、延々6時間の楽しい一日でした。私はその後山中さんと三次会に出かけ、気持ちよく酔っ払いました。
今回おいでの皆さん、また来年もお会いしましょう。今年は来られなかった皆さん、来年は是非お会いしましょう。新しい出会いはきっと皆さんの大きな財産になると思います。是非おいでください。

事務局 庄子友康(都立大、法学部、20回卒)