玉川 英則

 

■プロフィール

東京都立大学・名誉教授

最終学歴:東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程中退(1984

学位:工学博士(東京大学、1987)

職歴:新潟大学工学部助手(1984)、同助教授(1991)、都立大学都市研究所助教授(1994)、同大学院都市科学研究科教授(1999)等を経て現職

専攻分野:都市・地域解析、都市・地域計画、GIS(地理情報システム)による都市分析

担当した講義・演習:

都市空間と人間(教養科目)

都市情報解析法(都市環境学部共通科目)

GIS演習・GIS特別演習(全学メザニン科目)

都市空間解析特論(大学院科目)

都市空間解析演習(大学院科目)

都市空間情報論演習(大学院科目) 等

 

■研究分野

都市・地域解析の分野を中心に、種々の研究を行っています。理論的考察、実証分析、シミュレーション等方法はケースバイケースですが、意図として共通しているのは、都市や空間に内在する秩序やポテンシャルを読みとり、計画論との接点を探ろうというスタンスです。また、コンパクトシティや持続可能性などの今日的テーマも、そういった研究の延長としてアプローチするという姿勢で臨んでいます。

 

■研究テーマ

(1)都市空間解析基礎論

都市の形態的パターンとその意味、さらに言うなら、「形」と「論理」の関係を数理的モデルにより考究しています。地味で難しそうに見えるかも知れませんが、実は最も「発見」の喜びを味わえるテーマです。具体的には、土地利用パターンや圏域の盛衰パターン等を扱っています。

(2)都市の持続可能性、コンパクトシティ

 サステイナビリティ(持続可能性)について、「都市の...」という切り口で研究を行っています。特に人口の安定性という側面から、東京圏及び東京都における比較地区分析や地方都市の人口変化パターンの類型化等の実証分析を行っています。環境問題やCO2削減に直接結びつく話ではないかもしれませんが、「コンパクトシティ」のような今後望ましい都市形態に向けて、重要な情報を提供できる可能性があります。

(3)都市・地域イメージ、都市景観等

古地図にみる空間認知の特性抽出、住所表示方式(街区方式/道路方式)と地図上での検索難易度との関連性の実証分析、都市景観評価等についての研究を行っています。

(4)その他

都市論、計画論、都市政策などいわゆる文系的な分野にも興味はありますので、自発的なテーマに関しては広く相談にのります。ただ1点、「間口が広そうな研究ほど奥を極めることは難しい」ということには注意が必要です。

 

 

都市解析ブレークダウン(都市を分析する分野の基礎的な話題をかみ砕いて解説します)

 

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