１.数理情報科学専攻では、基礎数理と情報数理の高い能力をあわせ持つ独創性に秀でた研究者、積極的に他分野・異分野にも挑戦する意欲を持った、社会ニーズに応えられる人材、基盤数理科学・広域数理科学・情報数理科学のコアカリキュラムを修得し、これらを融合させて研究を遂行できる人材の育成を目的とする。自然科学をはじめとする諸学問の礎としての数学の特性をふまえ、現代社会が抱える緊急課題に挑戦していくことの出来る人材の育成もめざす。
２.　博士前期課程では、本専攻の理念に沿ったカリキュラムを通し、以下のような学生の修得目標達成を支援する教育を行う。
(1) 数理情報科学における広範な理解と専門知識を修得する。
(2) 国際的視野で知識を把握する能力を修得する。
(3) 計画的な学習方針を立て、課題解決に向けて関連する問題を統合的に処理できる能力を修得する。
３.　博士後期課程では、前期課程において得られた知見をもとに、以下のような学生の修得目標達成を支援する教育を行う。
(1) 数理情報科学の研究における深くかつ広範な理解と専門知識を修得する。
(2) 数理情報科学の自立した研究者として、独創的な先端研究を行う能力、国際的な研究活動を遂行する能力を修得する。
(3) 客観的に自らの研究の意義や社会的位置づけを評価できる能力を修得する。