科学研究費・基盤研究(S) 「ライフスタイルと脳のはたらき:超高齢社会を生き抜くための心理科学」
2017年6月12日
6月11日に,積山薫先生(京都大学,5月まで熊本大学)が代表を務める,科学研究費・基盤研究(S)のミーティングが,京都大学東一条館にて開催されました。積山先生とは科学研究費を通した様々なお仕事で,10年近くお世話になっています。 この研究の概要はこちらをご覧ください。 大別すると,運動と認知に関する研究,音楽と認知に関する研究,世代間交流と認知の研究,多感覚情報処理の研究,歩行研究があります。当日は,以下のような内容で主要メンバーの発表がなされました。内容の詳細は割愛いたしますが,今後の進展についてわくわくさせる研究が目白押しでした。 「加齢および運動経験による手のメンタルローテーションに関わる神経基盤の変化」 鈴木麻希(京都大学・総合生存学館) 「運動介入の効果検証」 山田実・上田祥代(筑波大学・人間総合科学研究科) 「異なる世代との社会的関係性と加齢が記憶想起時の神経活動に与える効果」 鶴羽愛里(京都大学・総合生存学館/人間・環境学研究科) 「Relationship between Volume of Basal Ganglia and Cognitive/Motor Performance」 Adibah Aslah Binti Abd Aziz(熊本大学・自然科学研究科) 「高齢者における感覚間相互作用」 寺本渉(熊本大学・人文社会科学研究部) 「隙間通過行動からわかること」 樋口貴広(首都大学東京・人間健康科学研究科) 「楽器訓練が子どもの認知機能に与える効果について」 郭霞(熊本大学・社会文化研究科) 「音楽マスターズ研究の計画:高齢者の音楽経験と認知機能の関連」 大澤智恵(京都大学・こころの未来研究センター)