セラピストにむけた情報発信



日本市民安全学会研修イベント「ちよだ塾」




2016年11月28日
11月20日に、日本市民安全学会研修イベント「ちよだ塾」にて話題提供をいたしました。

この学会には、警察、消防、教育、行政、その他、防犯や防災に関わる様々な分野のプロフェッショナルが集まっています。学会長の石附弘氏(元長崎県警察本部長)にお誘いいただき,話題提供をすることができました。

当日私は第2発表者として、「注意の機能からみた危機管理」について話題提供をしました。注意の機能がうまく働かないと、重要な情報を見逃すことが起きたり、高齢者の転倒に結びつくことがあることについて、50分の時間を使って様々な話題を紹介しました。

この研修イベントでは通常、防犯や防災の現場に関わる実践的な話題が提供されます。多くの参加者の方々にとっては、今回の私の発表のように、基礎的な心理学の話題は新規な話題でした。しかし、参加者の方々の高い知的好奇心のおかげで、比較的ポジティブに聞いてもらうことができました。

もう一人の発表者は、アルプスシステムインテグレーション株式会社・NPO日本ネットワークセキュリティ協会、等の団体に属する、菅野泰彦氏でした。

「子供たちにどう教える”見えざる裏の危機”」というタイトルでの話題提供です。子供がインターネットを利用している際に巻き込まれる可能性がある犯罪にどのようなものがあるかについて、実際の犯罪事例に基づき解説がなされました。

何気なくクリックする情報が犯罪被害につながることが、直感よりはるかに高い確率で起こっていることを知り、背筋の凍る思いがしました。大人でも判断が難しい画面で、子供が適切な対応ができるのか・・・、子を持つ親として知っておくべき情報を学ぶことができました。

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