セラピストにむけた情報発信



樋口研究室見学イベント
((社)計測自動制御学会VR工学部会)


2015年8月3日
7月29日に,(社)計測自動制御学会システムインテグレーション部門VR工学部会のイベントとして,私たちの研究室の施設見学会が開催されました。13名の工学系の研究者が参加されました。

イベントは2部構成で行いました。

第1部では,樋口と本研究室の助教・福原和伸氏(スポーツ心理学)が,それぞれの研究概要をプレゼンいたしました。

参加してくださった皆様は,わざわざ行動系の研究室を見学してくださるだけあって,質疑の話題がとても充実しており,非常に有益な議論ができました。純粋なる人間科学への関心としての質問が多く,その点に大いなる感銘を受けました。

第2部では,樋口が管轄している歩行実験室,および福原氏が管轄しているバーチャルリアリティの実験室のそれぞれを見学してもらいました。

歩行解析室には,Qualysis社製の3次元動作解析カメラ(OQUS)が16台あります。また,隙間通過行動を測定するために使用しているムービングドアという装置があります。こうした装置の利用方法を中心として,参加者の方々と議論しました。

この企画を持ちかけてくださったのは,現在埼玉大学で助教をされている,原正之氏です。2002年に私が横浜国大にお世話になった時から,かれこれ10数年のお付き合いがあります。原氏は工学系の高度な知識を持ちつつも,学部生時代からニューロサイエンスへの関心も非常に高く,とても優れた見識を持っています。意識研究で著名なOraf Blanke氏のもとでポスドクをしていた時代もあります。

原子をはじめ,参加してくださった皆様は,12月14-16日に名古屋で開催される,第16回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会でもシンポジウムを企画しているとのことです。ご関心のある方は,ぜひホームページをご覧ください。


     
     
     


(メインページへ戻る)