セラピストにむけた情報発信



第7回アジア南太平洋国際スポーツ心理学会(ASPASP)




2014年8月21日

8月7-10日に,第7回アジア南太平洋国際スポーツ心理学会大会(ASPASP: Asian-South Pacific Association of Sport Psychology 7th International Congress)が日本で開催されました。

この学会を日本スポーツ心理学会が主催し,我々首都大学東京の樋口研究室も,運営の一部に携わりました。この学会では,口頭発表やシンポジウム/ワークショップが全部で33セッション開催されましたが,全セッションの運営を,我々の研究室が担当しました。

運営の依頼を受けたのが,学会の2か月前と,直前であったこともあり,他大学との連携でチーム作りをすることが難しい状況にありました。そこで,現在所属する研究室スタッフに加え,研究室の修了生にもたくさん駆けつけてもらい,必要な人数をそろえることにしました。

残念ながら,私たちの研究室スタッフだけでは,学会レベルの英語コミュニケーションに対応することができません。そこで,外部から英語対応ができる強力助っ人にもご協力いただきました。東大の進矢正宏氏,順大の坂本彰宏氏,JISSの桜井義久氏,電気通信大学の安藤創一氏,新田病院の遊佐真弓氏です。いずれの皆さんも,その場の状況に合わせてフル稼働で活躍してくださり,運営を助けてくださいました。

今回私個人は,裏方として会場を回すのが手一杯であり,表舞台に立つことはありませんでした。しかしその分,5名の研究室スタッフ(修了生を含む)がポスター発表として成果を公表してくれました。助教の福原和伸氏,ポスドクの渡辺塁氏,博士院生の室井大佑氏,修了生の川崎翼氏と大平雅弘氏の5名です。彼らは膨大な運営業務を任されつつも,しっかりと研究室の成果を発表してくれました。

学会の運営業務は大きな責任を伴うため,どんなに小規模であろうとも,負担を伴います。特に今回は,通常ならば半年程度かけて行う仕事を2カ月で仕上げたため,個人としてはとてもハードな業務であったという印象が残っています。しかし,研究室を上げて取り組むこうした業務は,研究室スタッフの結束力を高めるという点においては,非常に貴重でもあります。

さらに,同じく短時間での運営準備に当たった他大学の先生方とも,強固な信頼関係ができ,何事にも代えがたい貴重な財産を得た気もしています。

スタッフが日替わり参加だったため,全員の集合写真は撮れませんでしたが,最も多くのスタッフが集まった日に撮影した写真があります。私にとっては,一生の思い出です。

今回の運営は,毎日のように私から来るリクエストに応えてくれた,助教の福原和伸氏と,高橋まどか氏のお二人なしには実現しませんでした。特にお二人には謝意を表したいと思います。

   

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