セラピストにむけた情報発信



講演報告:TAF勉強会
 




2014年6月30日

6月28日に,TAF(Thinking about future)勉強会にて講演を行いました。TAF勉強会は,訪問看護リハビリステーション癒々(ゆゆ)の皆様が主催されている勉強会です。

今回は森岡周先生とのジョイント講演でした。午前中は森岡先生が,「情動・認知から見た疼痛リハビリテーション」というタイトルで講演をされました。午後は私から,「知覚・認知から見た運動支援」というタイトルで講演をいたしました。

2時間30分の講演時間のなかでは,特に歩行を題材として話題提供を行いました。170名程度の参加者のなかで,作業療法士さんの割合が少なくなかったことから,歩行を題材にしつつも,知覚や認知の側面によりクローズアップした内容としました。

発表後は,個別のご質問も含めて,様々な方からご質問をいただきました。

  • 歩行中に視線が下向きになる背景に,主観的恐怖感を想定すべきか?
  • 歩行中に視線が下向きになる対象者に対して,視線を上げてもらうための介入を行う事に意味はあるか?
  • 知覚認知と運動に関する顕在的な側面と潜在的な側面をどう切り分けるか?

いずれも重要なご指摘であり,できる限り誠実に回答したつもりです。

多くの参加者の方々が熱心に耳を傾けてくださり,充実した勉強会となりました。代表取締役の川崎慎治郎氏をはじめ,竹本 彰氏,石原里沙氏,岩崎勇太には,いろいろとお世話になりました。どうもありがとうございました。

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