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極低温量子凝縮系の特異な性質

(1) 原子凝縮系の新奇なふるまい
極低温で閉じ込められた原子系、とくにボゾン原子とフェルミオン原子が混在する量子凝縮系において、特異な相や統計力学的性質の解明を目指している。 この原子系は、周期的ポテンシャルやランダムネスを導入することも可能なことから、固体物理との類似性も高い。さらには原子間相互作用を人為的に操作することもでき、従来の固体物理では実現できなかった基本的物理モデルにまで拡張した議論が可能になりつつある。

(2) トポロジカルなジオメトリにおける電子の特異なふるまい
メビウスの帯など、トポロジカルに興味深い物質の開発が進み、新たな物性の出現が期待されている。トポロジカルにノントリビアルな系を対象に、数値的、解析的に物理的性質を調べている。