東京都立大学(旧首都大学東京) 大学教育センター

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本学は2005年に、「大都市における人間社会の理想像の追求」を使命として開学しました。本学の基本理念は、広い分野の知識と深い専門の学術を教授研究するとともに、教育研究機関や産業界等との連携を通じ、大都市に立脚した教育研究の成果をあげ、豊かな人間性と独創性を備えた人材を育成し、人間社会の向上・発展に寄与することです。

大学教育センターは、本学の基本理念を実現するために、大学教育、入学者選抜及び教育評価等に関し、全学的な視点から調査・研究及び企画・調整を行うとともに、それらの円滑な実施を図り、本学における大学教育改革を推進することを目的とする組織として設置されています。

大学教育センターには、これらの目的を達成するために、「入試部門」(入学者選抜を所掌)「全学共通教育部門」(全学共通教育を所掌)「FD・教学IR部門」(大学教育の質の向上を所掌)「教職課程部門」(教職課程を所掌)「外国語教育部門」(外国語教育を所掌)及び「情報教育部門」(情報教育を所掌)が置かれています。それぞれの部門にはセンター長を補佐し、各部門が所掌する業務を処理する部門長や、センター長や部門長の命を受け、部門の職務に従事する専任教員および兼担教員が配置されるとともに、センターの事務を行う職員が教務課や入試課に配置されています。

大学教育センター長 谷口央教授

大学教育センター長 谷口 央 教授 
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学・博士(歴史学)
日本学術振興会特別研究員(PD)、首都大学東京都市教養学部准教授・教授等を経て、現在、東京都立大学人文社会学部教授
2023年より大学教育センター長

「入試部門」「全学共通教育部門」「FD・教学IR部門」「教職課程部門」「外国語教育部門」「情報教育部門」が所掌する各分野において、本学の大学教育改革をコーディネートしてきました。本学では、開学以来、本学の理念を実現する教育プログラムを実行することにより、着実な成果をあげてきました。しかしながら、本学の教育プログラムを構成する個々の講義・演習・実験等の授業が進化するとともに、社会が大学教育に対して以前にも増して、専門知識・スキルを十分に有し、自ら考え行動する力を持った学生の育成を求めるようになってきました。このような授業の進化と大学教育への要請を受けて、本学のカリキュラムも一層の進化が要求される状況になりました。
全学共通教育のカリキュラムは大きく分ければ、本学での学修に必要となる基礎的なスキルを開発する「基礎科目群」、テーマ別に現代社会で生じるさまざまな事象を取り上げ、学際的に把握・分析する「教養科目群」、専攻分野の学修に備えるために各領域へ入門する「基盤課目群」の3つからなります。このようなカリキュラムを運営することで、本学の学生諸君は、本学の全学共通教育を履修することを通じ、専門教育にシームレスに接続されるとともに、自ら考え、行動する力を一層円滑に修得できるようになっています。学生諸君には、ぜひ本学の教育プログラムをフル活用して豊かな教養と確かな専門性を身に付けるとともに、自ら考え行動する力を磨いて、社会で活躍できる実践力と人間性を育んで欲しいと願っています。

本学の全学共通教育は本学の全学部からの全学出動型で実施されています。それゆえ、ここに記したカリキュラム改革は、本学の多くの教員が本学の教育目標を共有し、本学のカリキュラムをさらによいものとするために真摯な議論を重ねることで実現したものです。大学教育センターはこのような議論をコーディネートし、調整することで、大学教育改革をサポートしています。ここで記したような大学教育改革を推進するために、大学教育センターは不断の努力を行っています。

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