あなたは東京が世界に誇れる景観を持っていると思いますか?

世界的に見て政治的、経済的などの面において重要性の高い都市はグローバルシティと呼ばれ、東京は長らくアジアの中でトップを走ってきましたが、近年は他の都市に追い上げられています。この状況に対して東京の競争力を高めることを目指し、大手町・丸の内・有楽町で2000年代から実施された再開発は都心の景観を一変させました。
私たちのツアーでは「この地域の景観がグローバルなものと言えるのか?」をテーマとして、参加学生それぞれが「自国のグローバルビジネスマン」の目線に立ちつつ、考えました。

  参加学生所属大学

  • ・首都大学東京(東京)
    ・ソウル市立大学(ソウル)
  • ・首都師範大学(北京)
    ・上海視覚芸術学院(上海)
  • ・銘伝大学(台北)
    ・ビナ・ヌサンタラ大学(ジャカルタ)

「まちづくりガイドライン」によるデザイン

大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり懇談会(千代田区、東京都、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、東日本旅客鉄道株式会社の4者により構成されている)が作成した「まちづくりガイドライン」により、当地域の景観のデザインキーワードが決められました。私達は地域内のいくつかのポイントを周りつつ、このデザインキーワードをチェックしました。

ツアー当日の訪問ポイント

 

訪問ポイント一覧

見所マップ

【有楽町】
 ① 数寄屋橋交差点
 ② 有楽町駅周辺
 ③ 劇場集積地区

【丸の内】
 ① 日比谷通り
 ② 明治生命館
 ③ 三菱一号館美術館
 ④ JPタワー
 ⑤ 丸の内ビルディング
 ⑥ 東京駅丸の内駅舎
 ⑦ 銀行倶楽部
 ⑧ 丸の内仲通り

【大手町】
 ① 大手町タワー
 ② 東京サンケイビル
 ③ 大手町フィナンシャルシティ

From Google map

参加学生に各ポイントの景観を印象評価してもらいつつ、周りました。主なポイントについて以下に紹介します。

明治生命館〜歴史的建造物

デザインキーワードの一つである「歴史的建造物」のあたるこの明治生命館は1934年に竣工しました。
今では2001年に建てられた隣の明治安田生命ビルと繋がった構造になっています。
印象評価では「威厳がある」,「歴史性が高い」,「象徴的である」といった項目のポイントが高くなりました。 

明治生命館

丸の内ビルディング 〜周囲の建物との調和など

旧丸ノ内ビルヂングの跡地に2002年に竣工したこの丸ノ内ビルディングはデザインキーワード「周囲の建物との調和」,「高さの分節」,「落ち着いた色彩」が表れた場所と言えます。昔の高さ制限基準であった31mのラインで下層部と上層部が分かれる構造はこの地域の大きな特徴となっていて、隣接するJPタワーや新丸の内ビルディングも同様の構造です。
印象評価では「機能的」,「周囲と調和している」,「パノラマ的な景観である」といった項目のポイントが高くなりました。

丸の内ビルディング

丸の内仲通り 〜足元周りのデザインなど

丸の内の高層ビルの間を通るこの丸の内仲通りはデザインキーワード「足元周りのデザイン」,「街角のデザイン」が反映された賑わいのある通りと言えます。街路灯やストリートファニチュアが整備されたこの通りは、多くの商業店舗が立ち並びます。
印象評価では項目「心地の良さ」のポイントが高くなりました。

丸の内仲通り

まとめ

実際に3つのエリアを歩いて印象評価を行ったものや各々の感想を基に、ツアーのテーマ「この地域の景観がグローバルなものと言えるのか?」についてディスカッションを行いました。歴史的な建造物の保存や緑の空間があることなど魅力に感じる点も多くメンバー全員が”yes”と答えました。一方でこのエリアをより良くするには交通や歩道のシステム、広場や歩道,スカイラインの空間などに改善の余地があるということを各国の学生の視点も合わせて考えることができました。

1班メンバー