ssh対応クライアントソフト
SSH protocol 1 (SSH1) と SSH protocol 2 (SSH2) がありますが、 セキュリティ上は SSH2 での通信をおすすめします。
Windowsの場合
お知らせ (古いバージョンの)TTSSH に組み込まれている zlib ライブラリに セキュリティ上の弱点が発見されています。最新の TTSSH 日本語版では対処済みなので、以下を参考にソフトウエアを更新することを強く おすすめします。 |
以下のソフトウエアを利用可能です。
本文書では、UTF-8対応版 TeraTermPro の導入について説明します。
- UTF-8 Tera Term Pro with TTSSH2のページから、 インストーラをダウンロードします。
- インストーラを 実行し、画面に従って導入します。※ SSH対応TeraTerm以外の機能を必要としないのであれば、 「コンポーネントの選択」の際に「コンパクトインストール」を選んで下さい。
- UTF-8 TeraTerm Pro を起動して、SSH、文字コード等の設定をします。
Setupメニューより
Terminal →Kanji(receive) : EUC
Keyboard→Backspace,Delete keyともにON
SSH authentication→User name: ユーザー名を入力
TCP/IP→Host listに接続するホスト名を入力し、 Addボタンを押します。
設定した内容は、Setup メニューの "Save setup..." から 保存しておきます。
(ファイル名などはデフォルトのままでよいです。)
以降、UTF-8 TeraTerm Pro を起動すれば ssh対応telnetが使用できます。
Machintoshの場合
お知らせ (古いバージョンの)TTSSH に組み込まれている zlib ライブラリに セキュリティ上の弱点が発見されています。最新の TTSSH 日本語版では対処済みなので、以下を参考にソフトウエアを更新することを強く おすすめします。
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MacOS 9.x 以前(MacOS X 上の Classic 環境を含む)の場合です。
MacOS X の 場合は標準で OpenSSH が入っていますので、 追加でソフトウエアを導入しなくても Terminal から ssh コマンドを使用する ことが可能です。
- MacSSH のページ から MacSSH をダウンロードします。
- 68k Macintosh 版と PowerMac 版があるので、自分の 使っている Macintosh にあわせてダウンロードします。
※なお、MacSSH は SSH2 にのみ対応しています。
- ダウンロードしたファイルを展開したら、できたフォルダを好きな場所において おきます。
※ MacSSH のショートカットをデスクトップ等に作成したりランチャに MacSSH を登録しておくと便利でしょう。
- MacSSH を起動したら "File" メニューの "Open connections..." を選んで 接続先ホストを指定すれば接続できます。文字化けする場合は、"Session" メニューの "Translation" から適切な文字コードを選んでください。また、"Favorites" メニューから "Edit Favorites..." を選択して、 接続先の設定(文字コード等の設定)をしておくと便利に使えるでしょう。
MacSSH でセンターシステム(pegasus や hawk)へリモートログインできない 場合は、以下の設定をお試し下さい。 (サーバ側のソフトウエアのバージョンが上がった関係で、 このような現象が発生しています。)
- Favorites メニューから"Edit Favorites" を選択
- 接続設定の一覧が出るので、変更したいものを選択して"Edit"を クリック。
- "SSH2"タブをクリックし、"Compression:" のプルダウンメニューから"<None>"を選択。
- "OK"をクリックし、接続設定一覧に戻る。
- "OK"をクリックし、接続設定一覧を閉じる。
- 接続する。うまくいかない場合は、変更した設定を利用して接続しているか どうかを確認する。
Linux,FreeBSD,UNIXの場合
最新の SSH あるいは OpenSSH がインストールされている場合は そのまま使用可能です。
インストールされていなかったりバージョンが古い場合などは、 rpm 等のパッケージを利用するか、 最新の OpenSSH のソースプログラムを取得してコンパイル・インストール してください。
ソースからコンパイルするには、以下のサイトからソースプログラムを取得して zlib, OpenSSL から先に導入して下さい。
これらの最新版をすでに導入してあれば、OpenSSH のみを取得してインストールしてください。
- OpenSSH
バージョン番号末尾に "p*"(* は数値)がついたものを取得してください。
例:openssh-3.2.3p1.tar.gz
- zlib
- OpenSSL
SSH1 および SSH2 に対応しています。
ssh, slogin による対話的ログインのほかに、接続相手が対応していればscp, sftp コマンドを 利用してのファイル転送も可能です。
SFTPによるファイル転送
●SFTPとは
学内のパソコンから学外のサーバへファイルを転送する場合、FTPで通信することがありますが、FTP での通信は暗号化されませんので、パスワード情報などそのまま通信されます。
SFTPやSCPは、パスワードやファイルの内容が 暗号化されるのでFTPよりも安全ですので、SFTPによる接続が可能な場合はこちらをご利用ください。
●Windows 用 SFTP クライアントソフト(ご参考)
※ これらのソフトウエアは参考までにお知らせするのであり、 特定の製品の利用を本学が推奨するものではありません。
また、導入方法や使用法について、細かい回答はできかねる場合がありますが ご容赦ください。
- WinSCP
ユーザインターフェースが日本語の方がよい方は、 "multilanguage installation package" をダウンロードしてください。 日本語による簡単な説明は「 WinSCP 日本語化 」をご覧下さい。なお、リモートの日本語ファイル名およびフォルダ名は 文字化けすることがあります。
- FileZilla
FTP および SFTP をサポートしています。なお、インストール後 "FileZilla.exe" を 春山さんによる「日本語EUC-ShiftJIS変換パッチ」 を適用したバイナリにさしかえこちらを使用することで、 日本語を含むファイル名を扱う際の問題を軽減できるようです。
- Cygwin 上の OpenSSH
Cygwin はオープンソースの UNIX 環境エミュレータですが、Cygwin 環境下で UNIX と同様に OpenSSH を利用できます。
●Mac OS 用 SFTP クライアントソフト(ご参考)>
※ これらのソフトウエアは参考までにお知らせするのであり、 特定の製品の利用を本学が
推奨するものではありません。
また、導入方法や使用法について、細かい回答はできかねる場合がありますが ご容赦ください。
- Cyberduck
無料で利用できます(作者へ寄付することもできます)。ユーザインターフェースは 日本語で利用でき、日本語ファイル名も扱えるようです。ただし、最新版へ アップデートすると新たな不具合を抱えることがあるようです (次のバージョンでは直っていますが)。
- Fugu
無料で利用できます。ユーザインターフェースは英語です。アクセスしようとする リモートのフォルダに日本語を含む名前のフォルダ(またはファイル)がある場合、 応答がなくなる場合があります(操作はできますが、終了するしかなくなります)。
- OpenSSH
Mac OS X には OpenSSH がついてきますので、 ターミナルから sftp コマンドを利用することもできます。
- RBrowser
Mac OS X 用の FTP・SFTP クライアントです。FTP のみであれば無償で使用でき、 有償ライセンス登録(35米ドル)をすることですべての機能を利用できるように なります。 文字コード設定を適切に行うことで日本語ファイル名を扱えるようです。
上記の Mac OS 用 SFTP クライアントは、MacSFTP を除いて Mac OS X 以降専用ソフトです。