トップ セキュリティ情報 2021年度 【注意喚起】2021年7月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起

【注意喚起】2021年7月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起

2021年7月14日 南大沢 日野 荒川

※情報が更新されている可能性がありますので、最新情報は以下を参照ください。
https://www.jpcert.or.jp/at/2021/at210031.html
引用元: JPCERTコーディネーションセンター 注意喚起


2021年7月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起がありました。

I. 概要
マイクロソフトから同社製品の脆弱性を修正する2021年7月のセキュリティ更新プログラムが公開されました。これらの脆弱性を悪用された場合、リモートからの攻撃によって任意のコードが実行されるなどの可能性があります。マイクロソフトが提供する情報を参照し、早急に更新プログラムを適用してください。

 マイクロソフト株式会社
 2021 年 7 月のセキュリティ更新プログラム
  https://msrc.microsoft.com/update-guide/ja-JP/releaseNote/2021-Jul

 マイクロソフト株式会社
 リリース ノート
  https://msrc.microsoft.com/update-guide/releaseNote

これらの脆弱性の内、マイクロソフトは次の4件の脆弱性について悪用の事実を確認していると公表しています。早期の対策検討を推奨いたします。

 CVE-2021-31979
 Windows カーネルの特権の昇格の脆弱性
  https://msrc.microsoft.com/update-guide/ja-JP/vulnerability/CVE-2021-31979

 CVE-2021-33771
 Windows カーネルの特権の昇格の脆弱性
  https://msrc.microsoft.com/update-guide/ja-JP/vulnerability/CVE-2021-33771

 CVE-2021-34448
 スクリプト エンジンのメモリ破損の脆弱性
  https://msrc.microsoft.com/update-guide/ja-JP/vulnerability/CVE-2021-34448

 CVE-2021-34527
 Windows 印刷スプーラーのリモートでコードが実行される脆弱性
  https://msrc.microsoft.com/update-guide/ja-JP/vulnerability/CVE-2021-34527

なお、Windows印刷スプーラーの脆弱性(CVE-2021-34527)は、2021年7月初めにマイクロソフトから定例外で情報や更新プログラムが公開されたものです。上記の内容は、2021年7月の累積更新プログラムにも含まれています。すでに脆弱性を実証する攻撃コードや悪用が確認されており、脆弱性を悪用された場合の影響が大きいことから、速やかな対策実施を推奨します。

 JPCERT/CC
 Windowsの印刷スプーラーの脆弱性(CVE-2021-34527)に関する注意喚起
  https://www.jpcert.or.jp/at/2021/at210029.html

II. 対策
Microsoft Update、もしくはWindows Updateなどを用いて、セキュリティ更新プログラムを早急に適用してください。

 Microsoft Update カタログ
  https://www.catalog.update.microsoft.com/

 Windows Update:よくあるご質問
  https://support.microsoft.com/ja-JP/help/12373/windows-update-faq


III. 参考情報
 マイクロソフト株式会社
 2021 年 7 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
  https://msrc-blog.microsoft.com/2021/07/13/202107-security-updates/