研究紹介

プロジェクト研究

     行政や事業者と共同による実践研究

長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト

山口県の長門湯本温泉が、地域有数の旅館の倒産を契機に、2016年以降、星野リゾートの誘致・協働、行政、住民、旅館関係者等の事業者と一体となり取り組むプロジェクト。河川親水空間や歩行者中心の道路空間整備とその活用体制の構築や、夜間景観デザイン、攻めの景観形成・リノベーション推進、隣接する萩焼窯元集落作家陣との連携といった、いずれも先進的な取り組みによる魅力づくりと、観光地経営のデザイン、そこに至るまでの社会実験を通した合意形成と協力体制構築など進めています。 川原研がめざす観光まちづくりモデルとも言えるプロジェクト。

 


高尾山地区 観光地マネジメント研究 

ミシュラン三つ星獲得後、世界一の登山客数を誇る高尾山エリアは、観光需要を受け止めるための民間や、行政複数部署による多くの事業や新しい活動がある。それら多様なハード整備事業、ソフト事業を連動させ、魅力的な観光地形成を図り、負のインパクト軽減、観光収入の地域還元などをめざす観光地経営プロジェクトである。
都市整備方針の策定支援、地元で尽力してきた人の口伝による歴史の編纂と将来像検討、防災、動線整理と夏の魅力づくりのための河川・公園整備などに取り組む。

 


林業基盤の職人連携による観光まちづくり

林業や和紙といった里山基盤のものづくり産業や文化、職人を有する埼玉県ときがわ町において、自然と共生する暮らしの価値観に共感する人を対象に、ものづくりの川上(材料づくり)から川下(商品づくり)までの物語に触れつつ、DIY体験を楽しんでもらう観光コンテンツの造成を行うプロジェクトである。このプロジェクトを通して、これまで接点の薄かった職人さんや観光やまちづくりの専門家、行政との事業連携を行い、多面的な地域振興につないでいくことを目指している。
 

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ヴェトナム・フエ皇帝陵の構成原理解読とエコツーリズム推進

ベトナム最後の王朝、阮朝の歴代皇帝陵は、ユネスコ世界遺産「フエの建造物群」として認定されている。研究チームは、建造物のみならず、周辺の自然環境や集落、水田を含めたランドスケープが、中国の風水思想を土台にベトナムの気候風土に合わせて工夫された、優れた水利システムと景観を有していることを明らかにしてきた。しかし、それらが、戦災や農林業形態の変化や観光目的の空間改変によって壊されつつある。 そこで、、集落住民や政府関係者と皇帝陵の計画思想を共有し、その歴史的環境の保全と適切な観光活用のために、2017年よりエコスタディツアーを試行している。
 

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里山再生✕コミュニティ形成をめざす開発住宅地のエリアマネジメント

東京都稲城市の約3000戸規模の土地区画整理事業による大規模住宅地開発にあたり、現代の都市生活で使う山としての里山再生と、新旧居住者のコミュニティ形成を支援するプロジェクトである。2014年度に川原研が企画・運営を支援した活動拠点施設の計画ワークショップを通して組織化された「エリアマネジメト南山」には、当初のメンバーの農家地権者、都市プランナー、グラフィックデザイナー、里山保全活用活動者などに加え、新規入居住民有志が参画し、様々な活動を推進中である。
 
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おおたクリエイティブタウンの構想と実現

大田区は世界に負けない技術を誇るモノづくりと豊かで楽しい暮らしが重なり合うまちである。地域自ら持続的に価値を育む「クリエイティブタウン」という将来像実現に向けて、大学(東京都立大学、横浜国立大学)や地元工業者等が中心となり2017年4月に(一社)おおたクリエイティブタウンセンターを設立した。これをプラットフォームとして各種プロジェクトを展開している。具体的には、期間限定で工場を一斉公開する「おおたオープンファクトリー」の企画や多様な地域活動の拠点として空工場をリノベーションした「くりらぼ多摩川」の運営を行っている。これらに加え、さらに、クリエイティブネットワーク、モノづくりマッチング、モノづくり観光、モノづくりのまちづくりなど、新規事業を企画している。
 
 
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鶴岡・山王商店街まちづくりアーカイブ

私が鶴岡市の中心市街地にある山王商店街のまちづくりに関わって15年以上が立ちました。ハード整備、ソフトの仕掛けなどさまざまなことを商店街や市民の皆さんとやってきました。本ページでは、山王商店街の通りの特徴や歴史的建物を活かした新しいビジネスや活用が生まれることを期待して、これまでのハード・ソフトの取り組みの意図を伝えるような資料をおいておきます。次の展開のヒントになれば幸いです。
 
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テーマ研究

    学術的調査・開発研究、学会での研究

地域観光プランニング〜観光まちづくりの計画技術の体系化

観光まちづくりの計画技術の体系化をめざして、日本建築学会の小委員会として活動している研究である。行政の観光施策がソフト中心となっている状況に対して、より質の高い観光「エリア」を作っていくための景観や公共空間の魅力化といったハードと、観光コンテンツの開発などのソフトが連動した計画論をめざしている。それぞれに関わる先進事例の調査をもとに、従来の観光計画や都市計画・まちづくりとの関係のなかでポジショニングをしつつ、手法の要点を整理している。具体的には、地区スケールで環境・空間改善や、地理的・空間的・人的環境の中で観光資源をとらえることを重視し、実効性ある公民連携の取り組みとするための、フロートビジョンと実行チームのつくり方、社会実験を通しての事業化といったプロセスデザイン、持続的な観光地経営のためのエリアマネジメント組織や観光財源確保の方法等である。
 


地域観光プランニングカレッジ:観光まちづくり人材教育プログラムの開発


地域観光プランニングの方法論を体験的に学ぶ、全国の学生を対象とした3〜5日の合宿型ワークショップ「地域観光プランニングカレッジ」を毎年開催しています。地域観光プランニングカレッジとは、公共性や公益性、地域視点を重視してきた都市計画やまちづくり分野の計画技術や進め方と事業性や観光客視点を重視してきた観光事業を融合した新しい観光のプランニングとマネジメントのあり方を、具体的なフィールドや地域づくりの専門家、地域で観光に関わるビジネスに関心のある事業市民とともに学ぶ場です。日本建築学会の小委員会として活動しています。
 

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観光まちづくりオーラルヒストリー研究

観光地域づくりの初期段階の作業として、資源保有者や管理者の取り組みや想いを、連携する関係者と共有していくことが重要だと考える。その方法として、ステイクホルダー個人への十分な聞き取り調査結果を一次データベースとして、個人の営みの積み重ねからなる地域の歴史をとりまとめ、さらに、観光戦略に資するように、資源の時空間整理や文脈整理を個人の語りに紐付いた形まとめる「観光まちづくりオーラルヒストリー」という調査・編集手法を提起し、試行している。
 

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プロジェクターマッピング模型システムの観光活用研究

テクノロジーの観光活用に興味を持ち、その一例として、プロジェクションマッピング模型システムの観光分野への応用研究を進めている。地域空間を関係づけながら地域の環境や歴史のストーリーを理解し、ガイド等がインタラクティブに活用する等を想定しながら、誰もが、コンテンツ作成・更新しやすく、使えるものをめざす。
 
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都市の祝祭空間研究

日本の都市空間における伝統的な活動としての祭りに着目し、祭り時の都市空間の変容や、神輿や山車・観客の動きと都市空間との関係を多様に読み解き、都市空間の保全や整備に資する都市の見方や計画論を導くことを目的としています。都市空間の制御や計画にあたっても、交通利便性・安全面だけからでなく、歴史的な都市構造とそこで営まれる生活や伝統文化・産業等との関係性を理解して、人間の文化活動の舞台として都市空間を分析する視点や計画論の充実をめざしています。
 

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まちづくり技術を生かした地域ブランディング

地域をブランド化することで観光振興や特産品等の販売つなげることをめざす地域ブランディングは、各地で取り組まれる一方で成果の出しづらい施策である。特に、多様な主体が水平的関係で存在する「地域」において、行政等が作成した地域ブランドコンセプトを地域に浸透させ、地域の事業者が活用する状況をつくる「インターナル・ブランディグ」は大変難しい。まちづくり分野の技術としての合意形成方法や地域内コミュニケーション方法の視点から、このインナーブランディグの方法を研究している。
 

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川原研(大学院)で研究を希望する方へ

  • 受験前に必ず相談しに来てください。(ビデオ会議も可能です)。
  • 観光に関わる簡単な研究計画書をEメールで送付ください。
  • 大学院の合格前に、研究生として受け入れることはしていません(学科方針)。
  • 受験の詳細は観光科学域HPをご覧下さい。夏試験(8月)、冬試験(2月)があります。