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教員:准教授 稲山貴代 |
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健康で、その最終的な目標とされている生活の質(QOL)の高い日々を過ごすこと、そして活動的な長寿を達成することは、ほとんどの人々にとって共通の願いです。しかし、現在の日本は、生活習慣病が増加の一途を辿り、若年層にもこの問題が顕在化しつつあります。
どのように健康を増進し、生活習慣病を予防したらよいのか。そのためには、(1)対象となる人々の性・年齢・体格といった基本的属性や生理特性、さらにはライフスタイルに応じた個別的な対応、(2)栄養、運動、休養(あるいはストレス管理)の包括的なアプローチ、(3)健康的なライフスタイルが個々人の選択にゆだねられていることからも、そのプロセスに対象者が主体的に参加することが必要です。
公衆栄養学研究室では、上記のような視点をもって、スポーツ選手、子ども、高齢者、障害者の方達を対象に、アセスメントにもとづく個別栄養管理から栄養マネジメント、栄養支援システムまで、そのプロセスを含めて研究することを目指しています。
以下のようなテーマに取り組んでいきます。
(1)スポーツ活動・パフォーマンスを支える栄養について、基礎と応用の両面から
研究します。
・運動に伴う栄養異常や栄養障害、運動性疲労の評価と疲労回復プログラムの開発
・スポーツ選手を対象とした栄養教育・栄養支援活動の評価
・運動をしている子どもたちへの食育から多分野・地域連携を含む栄養支援システムの研究
(2)高齢者や障害者(頸椎損傷)などの方の個別栄養管理計画、栄養マネジメントや
栄養支援システムについて研究します。
(3)生活習慣病予防のために、最も効果的な子どもへの食育プログラムの体系化を
研究します。
・ニードアセスメントに基づいて計画・実施・評価する効果的食育プログラムの開発
・子どもの食嗜好・食行動に影響を及ぼす、社会・食環境の評価 |
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食品と栄養のヘルスサイエンスHP |
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