授業実践の例

授業実践における効果測定

価値共創モデルの適用

  • 当該授業の開始時・終了時に1時間程度のカウンセリングを実施し、学習者のメタ認知を促進
  • カウンセリングでは、学習目標や学習コンテンツなどに対して学習者のメタ認知を促し、コンテキストの共有・すり合わせを実施

学力評価テスト

対象
人数
Pre Post UP/DN率
平均 標準
偏差
平均 標準
偏差
20 6.8 1.54 7.5 1 65.00%
多くの学生のテスト結果が向上していることを確認
  • Oral Proficiency Interview-Computer(OPIc)
    • 英語のコミュニケーション能力を評価するテスト
    • 学習者のテスト結果の変化を評価するために、授業開始時と終了時に実施

ARCSアンケート

ARCSアンケート
全体的に学習意欲が向上していることを確認
  • ARCS[Keller 1983]
    • 「注意」、「関連性」、「自信」、「満足度」の観点を用いて、学習意欲を評価するための指標
    • 学習者の学習意欲の変化を評価するために、授業開始時と終了時にアンケートを実施

推奨コンテンツ実施状況

推奨した数 実施した数 実施率
5.8 3.3 59%
  • eラーニングの実施率
    • カウンセリング時に教師が学習者にeラーニングコンテンツを推奨

考察

  • 教師と学習者間のコンテキスト共有により、学習者の適用するコンピテンシーが変化し、学習者の学習成果と学習意欲が向上したと考えられる
  • コンテキスト共有が適切に行われたことで、学習者が授業のコンテキストを明確に理解し、適した学習方略を実施したと考えられる